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高千穂 パワースポット

宮崎の高千穂は、神話のふるさとであり国内屈指の強力なパワースポット・エリア。

天岩戸や天孫降臨などの伝承にまつわる観光の名所が数多く所在しています。

もし九州の当地へ旅する機会があったならば、パワースポットを巡って古代ロマンに思いを馳せたいです。

宮崎・高千穂で神話のロマン溢れるスピリチュアル体験を!

高千穂(九州・宮崎)を、パワースポットというテーマで観光するのならば、古事記や日本書紀(記紀)に記述されている、神話の舞台を巡る旅をしてみるのもいいな、とお考えの方も多いのではないでしょうか。

この地域での、神話の舞台を巡る旅。すなわちそれは、日本国や民族の成り立ちを知る上で、極めて重要な物語である「天岩戸」と「天孫降臨」のエピソードにまつわる神社や自然を体感して、悠久のロマンを味わう旅行です。

この地は、国内における鉄板・定番の「超強力パワースポット」エリアと言えるのかもしれません。自然に触れて癒しや心のエネルギーチャージを得たい方にはお勧めです。

神話をひもとくパワースポット観光

宮崎県の高千穂には見どころが数多くあります。

これらの観光スポットに共通するキーワードは「神話」です。

少し足を伸ばして、九州エリアで同じく天孫降臨伝説が伝承されている鹿児島・霧島とセットで観光すると、より一層のスピリチュアル体験が出来るかもしれませんね。

ランドマーク的存在の高千穂神社

この地の旅行や観光に関する、ランドマーク的存在のパワースポット。

垂仁天皇の代に創祀(創建)されたと伝承されています。高千穂八十八社の総社。
主祭神は、高千穂皇神(日向三代:天津彦火瓊々杵尊・木花咲耶姫ほか)と、十社大明神(神武天皇の兄、三毛入野命とその妻子)です。古代より様々な伝説に登場する由緒ある神社。

見どころは、国の重要文化財に指定されている本殿や鉄創狛犬、樹齢800年の巨木・秩父杉、夫婦円満・家内安全・子孫繁栄にご利益がある夫婦杉、触れると悩みが鎮まる「鎮石」、夜に行なわれる観光神楽など。

あの有名な伝説の舞台…天岩戸神社

天照大御神(アマテラスオオミカミ)が、弟の須佐之男命(スサノオノミコト)の乱暴なふるまいに立腹して、高天原の天岩戸に隠れ篭ってしまった・・・・という、あまりにも有名な伝承に由来する神社。主祭神は天照大御神。

岩戸川を挟んで東本宮(本殿)と西本宮(拝殿)が相対して所在してます。天岩戸(洞窟)が御神体で、社務所に申込むと拝観可能との事です(神社は参拝無料)。

天安河原(あまのやすがわら)

アマテラスオオミカミが、天岩戸に「お隠れになってしまった」事により、この世界は暗闇に支配される事となり、邪悪な者たちがはびこり世が乱れたそうです。(アマテラスは太陽神(日の神)です)。そこで、「これは大変だ、なんとかしなければ」と、八百万の神々が天安河原に集って相談をしたそうです。

天安河原は、天岩戸神社から渓流沿いに徒歩で約10分ほどの距離に所在しています。自然散策にも素敵なロケーション。奥行き25m・間口30mの大きな洞窟「仰慕ヶ窟(ぎょうぼがいわや)」があり、信仰の対象として祀られています。周囲には、願掛けの石が無数に積まれていて、独特の雰囲気を醸し出しています。

神々の気配を感じ取れそうな、無料で体験出来るハイパー・パワースポットです。(入場無料/駐車場・トイレ無し)

高千穂峡(真名井の滝)

五ヶ瀬川の上流渓谷にある国指定・名勝天然記念物。阿蘇山の火山活動で噴出した溶岩(火砕流)が冷却されて出来た岩盤・断崖が、数万年もかかって侵食された渓谷です。なんとも形容し難い、神秘的な自然の造形を堪能できます。

高千穂峡2

とりわけ、真名井の滝が有名。日本の滝100選にも選ばれています。滝の落差は高い所で17mだそうです。高千穂峡や真名井の滝の水は、天孫降臨の際に高天原から移転した「水種」が元になっているそう。エメラルドグリーンの川面が美しいパワースポットです。動画を見ているとため息が出てきます。

高千穂峡1

ボートで遊覧も出来るみたいですね。ちょっぴり冒険気分に浸れたりして。夏季にはライトアップ等の演出もされるそうです。なお高千穂峡は、「おのころ島」や「神硯の岩」をはじめ、見どころが多いので、ゆっくりと散策してみたいものです。(高千穂神社から徒歩10分程度。観光無料/有料駐車場有り)

高千穂・国見が丘/神々しい雲海

九州は宮崎県西臼杵郡高千穂町の西方、標高513mの地点に、国見が丘という高台があります。眺望が素晴らしく阿蘇五岳まで見渡す事が出来るそうです。また、雲海の名所として知られており、晩秋から冬にかけてが出現シーズンとの事。日の出前後に出現するそうなので、早起きしないといけませんね(笑)。

まさしく海の如く、あるいは絨毯の如く、雲がたおやかに天空に広がっていて、実に神々しく幻想的な光景が出現します。神話伝承も残されていて、建磐竜命(タテイワタチノミコト)という神武天皇の御孫が九州平定を行なう際に、この高台を訪れ、九州の国々を見渡したとの事です。

(だから「国見が丘」という名称が付いたのでしょうか。)

心が浄化されて無心になれそうな、荘厳で絶景なパワースポットです。(高千穂神社から車で15分程度/駐車場有り)

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高千穂と言えば天孫降臨の伝説です

天孫降臨伝説について、ざっくりとおさらいしてみましょう。

  1. アマテラス大激怒

    弟のスサノオノミコトの蛮行に我慢出来ず、怒り心頭で天岩戸に隠れてしまった姉のアマテラスオオミカミ。
    高天原は真っ暗な世界に。

  2. 困った八百万の神々が一計を案じる

    八百万の神々が大乱舞の宴を催し大いに楽しく騒いだところ、篭りっきりだったアマテラスも、さすがにその賑やかさに驚き、岩戸を開けて外へ出てきました。

    岩戸イラスト

    そして、世界に再び光明が戻りました。

  3. スサノオへの処罰

    暴れん坊のスサノオは高天原から追放となりました。

  4. ニニギ命が下界へ光臨

    アマテラスは、出雲の大国主命を懐柔するなど下界への施策を行なった後、下界を平定し治めさせるために、孫のニニギ命を天上界から「派遣」する事にしました。

    岩戸イラスト

    ニニギ命は、何名かお供の神を伴い三種の神器を携えて、下界へ光臨しました。

アマテラスオオミカミの孫が光臨したから「天孫降臨」と言う訳ですね。

そのニニギ命の光臨した地が、日向(宮崎)の高千穂だと伝承されています。

天孫降臨にまつわるスポット

荒立神社

ニニギ命が光臨する際に、道案内を務めた猿田彦命(サルタヒコノミコト)と、その妻の天鈿女命(アメノウズメノミコト)が婚姻を結んで暮らした地に創建。縁結びや夫婦和合にご利益があるとされています。また「天岩戸」の一件の際に、岩戸の前で面白おかしく演舞したのが天鈿女命であり、これが神楽の起源とされています。この事から芸事の神としても知られており、参拝に来る芸能人の方もいるそうです。

くしふる神社

ニニギ命が天界から降臨した地として、古代より伝承されてきた「くしふる峰」に所在する、天孫降臨伝説にまつわる神社です。主祭神はニニギ命。くしふる神社のすぐ近くの周辺には、高天原遙拝所(下界に下りた神々が遠くから高天原を拝んだ場所)や、天真名井(御神水が湧く)等のパワースポットがあります。

天真名井(あめのまない)

天孫降臨した際に、高天原から「水種」を移した場所なのだそうです。樹齢1300年余のケアキの老木の根元から、今も「御神水」が湧き出ているパワースポットです。ちなみに、この御神水が地下を流れ、高千穂峡や真名井の滝を潤していると言われています。

二上神社

二上山もまた、天孫降臨の地として伝承されてきました。山中に佇む神社のご神体は山そのもので山岳信仰がなされていました。

観光と温泉

高千穂で体験してみたい観光や温泉を挙げてみました。

夜神楽の鑑賞

毎夜(8-9時頃)、高千穂神社の境内の神楽殿にて「天岩戸」神話にちなんだ舞が披露されています。

通常神楽は、夜通しで33番行なわれるそうですが、旅行者が気軽に鑑賞出来る「観光神楽」は、その内の4番ほどを1時間舞います。

なお、国の重要無形民俗文化財にも指定されている厳かな神事・芸能でもあるので、
鑑賞時にはマナーに留意を。(鑑賞700円、2020年3月より1000円)

日帰り温泉もあります

高千穂の観光・パワースポット巡りで、癒され浄化されエネルギーをチャージした後は、温泉に入って少し疲れたからだを休めるのも良さそうですね。 この地域には、日帰り・立ち寄り湯が出来る公営の浴場が2軒ほどあります。

高千穂温泉(高千穂の湯)

項目 概要
設備 大浴場、ドライサウナ、ミストサウナ、温水プール、休憩室、売店など
料金 高校生以上500円/70歳以上及び中学生400円/小学生200円
営業 14:00~21:00/定休:木曜(祝日の場合は翌日)
住所 高千穂町大字三田井3214-1

天岩戸温泉

項目 概要
設備 大浴場、サウナ、休憩室、食堂など
料金 高校生以上350円/70歳以上及び中学生300円/小学生150円
営業 10:00~22:00/定休:水曜(祝日の場合は前日)
住所 大字岩戸58

温泉の基礎データ

  • 泉質:単純温泉・低張性弱アルカリ
  • 効能:神経痛、筋肉痛、関節痛、疲労回復他
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By Asatsuki (Updated )

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