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霊場・恐山(おそれざん)

青森の恐山は日本三大霊山の一つで、国内屈指のパワースポットです。

この恐山霊場に青い森鉄道に乗って行ってきました。

実際に行くとなんだか無を体感した様な気分になりました。非常に不思議な気分です。

恐山の場内には硫黄が強い温泉もあり入浴も出来ます。

恐山とは

恐山は、日本三大霊山(恐山、比叡山、高野山)のひとつです。

恐山霊場

平安時代の862年(貞観4年)に、最澄の弟子の慈覚大師円仁がお告げを受けてたどり着いた場所で、天台宗の修行場として栄えました。

古くは宇曽利山(うそりやま)との名称だったそうですが、それが訛って恐山(おそれざん)と呼ばれるようになったそうです。

パワースポットたるゆえん

屈指の霊場である恐山は霊的・生命的パワーが豊富だと言われています。あの世のエネルギーと大地のエネルギーが凄いとの話です。

霊験あらたかな所以(ゆえん)、それは恐山を訪れると一度死を経験し、生まれ変わることにあると言われています。

また、当地の湧き水は1杯飲めば10年、2杯飲めば20年、3杯飲めば死ぬまで若返ると言われています。

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イタコの聖地なのです

恐山と言えばイタコ(霊媒師)が有名です。「イタコの口寄せ」といって、あの世に逝った人を呼び戻し我々と繋いでくれます。まさに霊媒行為。究極のスピリチュアル体験が出来るでしょう。

年に2度行われる大祭典・・・7月(大祭)と10月(秋詣り)には、この聖地に全国からイタコが集結し大勢の参詣者で賑わいます。季節的にも過ごしやすい時期なので訪れるには適しているかもしれませんね。

青い森鉄道に乗って恐山観光へ

おはるさん

恐山を訪れてみました。まず青森から野辺地駅まで「青い森鉄道」に乗りました。

青い森鉄道は、ずっと乗りたいと思っていた電車でした。

この鉄道は車体が青く、描かれているキャラクター(モーリーという名まえだそうです)がどこかほっこりとします。そこが気に入っていました。

モーリー

青い森鉄道はメロディが流れるのも面白く、移動の楽しみのひとつでもあります。

野辺地駅に着くと、また乗り換えて電車に揺られてバスに乗って(移動時間は青森から約3時間)…やっと恐山に着きました。

緊張しながら岩だらけの風景を歩きました

現地に到着してまず感じた事。火山ガスの匂いが想定外に凄いです。

その火山ガスの影響なのか、草木はありません。鳥もいません。見渡す限り岩だらけです。

三途の川と書かれた橋がありますので、通って先に進みます。三途の川と表示されていると、ここから先、生きてる人と住んでる場所が違うんだよって言われている気分になり、現世であることは百も承知ではありますが、ちょっと緊張します。

あの世とこの世の疑似体験

緊張しながらも歩みを進めて着くと、岩や石が積まれ、小さな風車が見れました。これは地獄に見立てられているそうです。ちなみに、石が積まれているのは賽の河原なんだとか。風車はお線香の代わりに使用されているそうです。

風車と石

更に足を進めると、綺麗なエメラルドグリーンの湖が見れました。ここが天国に見立てられているそうです。地獄と天国の対比がなんともシュール。あの世とこの世を疑似体験しているようでした。

感想としては、自分がぽつんとした様な感じでした。寂寥感とはまた少し違うような気がしたのですが、もしかしたらこれが無(無常)のイメージなのかもしれません。

所在地・アクセス

恐山は、青森県の下北半島、むつ市の字曽利山湖畔に位置しています。

項目名 概要
所在地 青森県むつ市田名部字曽利山3-2
交通 青森駅(青い森鉄道)~野辺地駅~(JR)下北駅~恐山行きバス(約3時間)
料金 恐山菩提寺の拝観・入山料:大人500円

清めの湯 恐山温泉

恐山には湯治場(温泉)があります。下記の4か所に分かれています。

  • 古滝の湯
  • 冷抜の湯
  • 花染の湯
  • 薬師の湯
湯治場

硫黄が強いため、長く入浴しないで下さいとの注意書きがありました。
私も本当は顔を洗いたかったのですが、以前に硫黄が強い草津温泉で目に入って辛かった経験があり懲りているので、断念しました。

どの温泉場もヒノキ造りで、シンプルな作りになっています。本当にシンプルで余計なものは何もないです。違いは男性用か女性用かぐらいでした。

お湯は注意書き通り酸性が強く、湯には湯花があり温泉らしくて満足でした。

おはるさん

旅行から帰ってから調べてみると、清めの湯なんだとか。
んんん、さすが恐山、納得です。

項目名 概要
泉質 硫黄ナトリウム塩化物泉/77.4℃
効能 神経痛、リウマチ、胃腸痛
料金 入山料を払っていれば無料です。
場所 恐山霊場内
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By Oharusan (Updated by Asatsuki)

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