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ソウルのパワースポットめぐり

韓国ソウルのパワースポットを巡る旅は、心と身体の癒しと運気上昇に効果があるかもしれません。

5大故宮や世界遺産をはじめとした、趣きがあるパワースポット観光について考えてみました。

パワースポットをテーマにしたソウル観光

韓国旅行、ソウルでエネルギー充電、というと、グルメや美容エステを堪能したり、ショッピングに精を出す事などが思い浮かびますが(特に女性の方はそうでしょう)、パワースポットをテーマにした名所や史跡の観光を楽しむのも、新鮮な旅の趣きがあるのではないかと思います。世界遺産や、韓ドラ・映画のロケ地として使用された場所も多いので、興味を持たれる方は多くいらっしゃるでしょう。

ソウル史跡1

ところで風水の思想・知恵は、古代中国を発祥とするものですが、朝鮮半島にも伝わり文化や思想に多大な影響を与えました。韓国は儒教精神が根付いている事はよく知られていますが、風水の国でもあり、現代でも気にする人が少なくないみたいです。

ちなみに王都であるソウル(漢陽)は、風水理論に基づいて都市設計がなされているそうです。

ソウルのパワースポットを巡る観光見学は、必然的に故宮(史跡)を訪れる事にもなり、韓国の歴史と文化、そして日本との歴史的関係を知る旅でもあります。心と身体が癒され運気が養える他、色々な意味での収穫が期待出来る観光旅行になるのではないでしょうか。

5大宮(故宮)、宗廟

5大宮(故宮)は、ソウルにおいて最も由緒がありよく知られた史跡・パワースポットではないでしょうか。

市の真ん中あたり、漢江の北側に位置する鍾路区と中区の、白岳山等の麓の美しい自然のロケーションに点在しており、王朝文化を体感出来る観光地として有名な、由緒ある歴史的建築群です。朝鮮建国時の15世紀、首都を漢陽に遷都した際に、風水地理学の知恵を色々と働かせ(日本の京や江戸もそうですよね)、この地に王宮を配したとされています。

いずれも、元来は朝鮮王朝時代に建立された歴史的・文化的な価値が大変高い由緒ある建築物であり、その幾つかは世界文化遺産に登録されています。

5大宮の内、その4つまでが鍾路区内に点在しているなど、比較的狭いエリアにまとまって所在しているので、見て回りやすいのではないでしょうか。なお多くの故宮では、日本語ガイドが実施されています。

また、王宮守門将交代の儀式(バッキンガム宮殿のあれみたいなものかも。雰囲気は全然違いますが。)や、国王等の行列を模した儀式(京都の時代祭みたいなもの?)が、毎日定期的に実施されています。

宮内の観覧料金は1,000~3,000ウォン。観覧時間や行動が制限されている場合もあります。5大宮を全て観覧する事が可能な特別観覧券も販売されています。

景福宮(キョンボックン)

1395年、李成桂が創建した正宮。5大古宮で最大規模のスケールがあり、均整が取れた見事な建築美を堪能出来ます。門将交代儀式も行なわれています。

景福宮(キョンボックン)の広い敷地内には、国立古宮博物館、国立民俗博物館が所在しています。

ソウル古宮2

昌慶宮(チャンギョングン)

1483年、成宗という国王が、母や祖母をはじめ、一族の女性たちの居住目的で整えた宮殿との事です。

昌徳宮とはほぼ隣接しているので、併せて観光しやすいようです。

ソウル古宮3

昌徳宮(チャンドックン)

1405年創建。国王の執務や居住(法宮と言います)として最も長期に渡って使用されたそうです。

敷地の大部分は、元々の山をベースに人工的な要素を極力排除した、自然との調和が素晴らしい庭園「後苑」となっております。後苑の愛蓮池は、大長今(宮廷女官チャングムの誓い)の後半に度々登場しています。ユネスコ世界遺産に登録されています(昌徳宮の建造物群)。

ソウル古宮4

徳寿宮(トクスグン)

15世紀頃より王族の邸宅。その後、宮殿として使用。5大急の中では唯一、中区に所在しています。

西洋式庭園や噴水、正門(大漢門)前での王宮守門将交代式が有名とされています。

ソウル古宮5

慶熙宮(キョンヒグン)

1623年創建の古宮です。人気ドラマ「宮」のロケ地でもあります。景福宮の西方に所在。ソウル歴史博物館や市立美術館が隣接しています。

韓国の宮殿建築は、美しい青(セロリアンブルー)が効果的に使われていますね。

宗廟(チョンミョ)

1395年創建、1608年再建。太祖高皇帝より純宗孝皇帝に至る、歴代の国王と王妃の位牌が祀られている厳粛な建造物(霊廟)です。

天井の空間とも言われています。宗廟は、ユネスコ世界遺産に登録されています。

風水都市ソウルを体感しよう

風水都市とも言われている韓国のソウルには、運気を授かれそうなパワースポットが数多くあるようです。観光・散策を楽しみながら穏やかな気分に浸れる場所もあれば、がっつりアミューズメントをエンジョイ出来る近代的な施設もあります。

朝鮮王陵

李氏朝鮮の歴代の王や王妃のお墓40基は、ユネスコの世界遺産に登録されていますが、ソウルにも多数点在しています。王陵を造営する際には、風水地理学上の条件に合致した場所が選定されており、良い気が満ちたパワースポットと言えます。

たとえば漢江の南側、江南区三成洞には、成宗王、貞顕王后、中宗の親子3名を祀った靖陵・宣陵(三陵公園)があります。中宗王は、大長今(チャングム)等の韓ドラでもよく知られていますよね。

円丘壇(圜丘壇/ウォングダン)

ソウルの大繁華街である明洞(ミョンドン)エリアに所在するかつての祭祀場です。大韓帝国の初代皇帝が即位の祭祀を行なう際にも利用した場所。

1914年、日本が朝鮮ホテル(現在のウェスティン・ホテル)を建築した際、規模が相当小さくなったそうですが、八角形の三層屋根が美しい、皇穹宇(ファングンウ)という建物が今も残っています。

最近は、パワースポットとしても注目を集めているそうです。ロッテのビル(ホテル・百貨店・免税店)に近接しています。

奉恩寺 (ポンウンサ)

江南区に所在する創建されて千年を越える古刹の仏教寺院。794年(日本では平安京遷都の年ですね。)の建立とされています。

日本のお寺と比較してみるのも興味深そうです。韓国で最も背が高い高さ23mの弥勒大仏が鎮座されています。敷地が広いようなので散歩するのに気持ちが良さそうです。

大韓生命63ビル(ユクサムビル)

今回ご紹介する中で唯一の現代建築です。63ビルは、登浦区の「汝矣島」という漢江の人工中州(島)に1985年に竣工した、地上60階・地下3階建てのビルで、韓国で3番目の高さ(地上249m)を誇っています。

ガラス張りのエレベーターは三菱製です。一部スケルトン仕様のカゴで展望台まで駆け上っていく道中は、ちょっぴりスリリングなひと時かもしれません。

63ビル

水族館、映画館、蝋人形館、スカイレストランと、デートのフルコースを楽しめるアミューズメント施設の充実ぶり。

風水地理上、良い気が溜まる場所であるとか、太陽の光を浴びた時に、建物が金色に輝いているように見える事から、金運に御利益があるパワースポットでは…とも言われています。

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By Asatsuki (Updated )

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