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私が好きなローマ中心部の「噴水、広場」5選

トレビの泉にスペイン広場!ローマというと古代ローマ時代の遺跡が有名ですが、街の中心部を歩きまわっていると、それ以降の時代に造られた大きな噴水や広場に沢山出くわします。

海外旅行者にとっては、とっても楽しい散策ポイントなんです。

ローマの中心部を散策

海外旅行をする場合、由緒ある名の知れた遺跡を見学するのは大きな楽しみですが、その土地に直接触れる「まち歩き」も良いものです。で、ローマでは中心地の散策は絶対に外せません。

ヨーロッパの街には大体大きな広場があり、地元の人がのんびりくつろいだり観光客が足を休めたりしているものですが、ローマの広場やそこにある噴水は芸術的な価値も高くて、見応えもあるので驚きます。

アンさん

そこで今回は、私がおすすめするローマ中心部の噴水・広場系の散策スポットを5箇所、ご紹介いたします。

トレビの泉(Fontana di Trevi)

ローマの散策ポイントは?と聞かれて、真っ先に思い浮かべるのがこのトレビの泉ではないでしょうか。私が行ったのは、2010年頃ですが、その後、一度修復されたようです。

18世紀にニコラ・サルヴィによって建てられたバロック様式の噴水は、映画にも登場する有名なスポットですよね。

私はこのトレビの泉に向かっている時、有名だけど普通の噴水で大したことないんじゃないかと思っていたのですが、それが大きな間違いだと思い知らされることになります。

アンさん

わ、でかっ。。。凄いスケール感でびっくりしました!

トレヴィ
トレヴィ2

間近で見たトレビの泉は想像以上の大きさで、海の神ポセイドンを中心とした彫刻は威風堂々としていて迫力ったっぷりでした。

泉の周りにはジェラート屋さんがいくつもあって、アイス片手に噴水を眺めている人がたくさんいましたよ。

ちなみにこの辺りには量り売りで注文できる即席ピザ屋さんも多いのですが、ファーストフード風のお手軽さとリーズナブルな値段にもかかわらず、もの凄くおいしかったです。

トレビの泉に背中を向けて立ち、肩越しにコインを投げ入れれば、もう一度ローマに来る事が出来る、という言い伝えがあります。

私ももちろんコインを投げ入れました。次にローマに行けるのは一体いつになるんでしょう。

スペイン広場(Piazza di Spagna)

「スペイン階段」という幅の広い伸びやかな曲線の階段がある、後期バロック様式のこの広場は、18世紀にフランチェスコ・デ・サンクティスによって造られました。近辺にスペインの大使館が所在していることにちなんで命名されたそうです。

スペイン階段
スペイン階段

映画『ローマの休日』でオードリー・ヘップバーンがジェラートを食べていた場所として有名ですよね。

オードリーになった気分でここでジェラートを食べたいところですが、階段がベタベタになるのを防ぐためにスペイン階段でジェラートを食べるのは禁止されています。

階段には街の散策に疲れた人たちがたくさん腰掛けて休んでいて、さながら世界中から訪れた観光者の休憩所のようでした。和やかな雰囲気が漂っていましたよ。

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ナヴォーナ広場(Piazza Navona)

ローマには、幾つもの「観光スポット的な広場」があります。そしてナヴォーナ広場は、その中でも一番キレイな広場だと思います。

古代ローマ時代の競技場の跡地で細長い形をしているのですが、そこに堂々と並んだ3箇所の噴水は、迫力ある彫刻が秀逸。重厚な存在感をたたえています。

ネプチューンの噴水

勇ましい海の神の彫刻を中央に配しています。
ナヴォーナ

ムーア人の噴水

ムーア人とは、一時期ローマ帝国の領土でもあった北アフリカ地域の住人(特にイスラム教徒)を指します。
ナヴォーナ2

4大河の噴水

世界の四つの大河を擬人化した彫刻はバロック芸術の至宝。17世紀半ばに造られました。
ジャン・ロレンツォ・ベルニーニの最高傑作だと言われています。

ナヴォーナ3
あさつき

ガンジス、ナイル、ドナウ、ラプラタ。日本の学校の教科書に載っている「世界の四大文明」に関連する河とは異なっていて面白いです。

アンさん

特に南米アルゼンチンあたりを流れるラプラタ川は、海外進出著しい17世紀ならではの「目線」なのかもしれませんね。

4つの川を擬人化したという彫刻のポーズは力強さとしなやかさを感じさせ、思わず見入ってしまいました。

私がナヴォーナ広場へ行った時、両端にずらりと絵画の屋台が並んでいて、この広場の芸術的な雰囲気をさらに強めてくれていましたよ。

ベネチア広場(Piazza Venezia)

バスステーションから街の中心部に向かって歩いていた時、最初に出くわしたのがこのベネチア広場です。名称は、西側にある「ヴェネツィア宮殿」(現・国立博物館)に由来しています。

広場前に鎮座する、1911年にイタリア統一を記念して建てられたエマヌエーレ2世記念堂は、とにかく巨大な白亜の建築物。まずコロッセオを探そうと思っていた私でしたが、ついつい引き寄せられてこの記念堂に登っていき、ローマの街並みを堪能しました。

エマヌエーレ2世記念館

結局その日は、エマヌエーレ2世記念館に寄り道したお陰で、コロッセオやフォロ・ロマーノを見学出来ませんでした。これらの遺跡は夕方遅くなるとクローズするんです。

でも、巨大な記念館の階段を登って行ってみた眺めが、想像以上に素晴らしかったので(なんだか自分が偉くなった気がしました。笑)、残念な気持ちにはなりませんでした。

アンさん

現在、建物の上までエレベーターで上り(料金は7ユーロ)、屋上テラスからローマの街並みを一望出来ます。

ポポロ広場(Piazza del Popolo)

北側にあるポポロ門は古代ローマの北の入り口だった場所で、現在でもローマに巡礼にくる人の「入口」になっています。

通称「双子教会」と呼ばれる左右対称にらんだかわいらしい教会があったり、幾つかの噴水に潤いを感じたり、楽しく散策する事が出来ました。

ポポロ
ポポロ2

この広場でひときわ目を引くモニュメント、それは広場の中央に空高くそびえたつファラミアのオリベスク(石塔)です。

およそ高さ36メートルもあるこのオリベスクは、なんと古代ローマ時代の紀元前10年にアウグストゥス皇帝がエジプトから持って帰ってきたものとされています。当時のローマ市民も、空に突き刺さらんとする塔の姿に驚いたでしょうし、さぞかし自国の偉大さ強大さを誇らしく感じた事でしょう。

アンさん

実は、ローマの街を歩き回りすぎてくたくたになり、休憩したさに地図で近くにあったこの広場に行ったんです。

あさつき

見知らぬ街の散策は、ワクワクする反面疲れやすいですよね。

「ちょっと一休みさせてもらいましょう」と、ポポロ広場に足を踏み入れたところ、他にも休憩したり昼寝をしたりしている観光客の人たちが居ました。「ああ、私と同じなのかなぁ」と感じつつ、ついついのんびりとくつろいでしまいました。

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By Ansun (Updated by Asatsuki)

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