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ミラノのドゥオーモ(大聖堂)観光

ミラノのドゥオーモを観光。街の中心部に堂々と鎮座するこの大聖堂は、イタリア屈指のゴシック建築で、ヨーロッパ第2位の大きさを誇っています。

重厚さと繊細さが入り混じった美しいドゥオーモは、尖塔の多さやステンドグラス装飾が印象的。屋上にも上れました。

ドゥオーモ(大聖堂)について

ドゥオーモとは、12世紀から15世紀にヨーロッパで一世を風靡したゴシック様式の大聖堂のことです。

イタリア・ミラノのサンタ・マリア・ナシェンテ教会・大聖堂は、壮大な建物である点はもとより、意匠・装飾に対する評価はとても高く、イタリア屈指のゴシック建築に挙げられます。

完成までには約500年間もの歳月を費やしています

さてミラノのドゥオーモ(Duomo di Milano)。完成したのは19世紀初頭に入ってからです。その上、修復や細かい仕上げは20世紀まで続きました。

1386年に着工してから何度も建設が中断したとはいえ、完成の日を迎えるまでに約500年(足掛け6世紀!)もかかっているのはちょっと驚きですよね。街の中心に、500年間も工事中のものがあるなんて、当時の人たちはもう完成する日が来るなんて夢にも思ってなかったんじゃないかと思ってしまいます。

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アンさんAnsun

完成したのは、当時ミラノ公王になったのフランスの皇帝ナポレオンが建設を急がせたからだとか。この「ナポレオンの命令」が無かったら、もっと完成が遅れていたかもしれません。

建設期間と言えば、ただいま絶賛建築継続中のスペインのサグラダファミリアは、造り始めてから135年ほどで、ミラノの大聖堂に比べたら、まだ3分の1の期間にも満たない訳ですが、それでも、もしかしたら永遠に完成しないんじゃないかって言われていたりしますものね。

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いざ、ドゥオーモをがっつり観光!!

しばらくの時間、中心街を気ままに歩き回り、さすがファッションの街、オシャレなモードの都、華やいでるわぁ・・・もうちょっと洒落た服を持ってきたら良かったかな・・・と若干の後悔の念を抱きつつ、ドゥオーモ広場にたどり着きました。

大聖堂の前には、広場が広がっています。
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アンさんAnsun

ミラノでマストな見どころ、ドゥオーモ(大聖堂)を観光見学しました。

シーズンオフの1月で、あまり人がいなかったためか、のんびりとした雰囲気の中、聖堂内の空間を感じたり、尖塔をじっくり眺めたり、街の眺望を楽しむ事が出来たので、私としては大満足でした。

鳩の大群がお出迎え

私がドゥオーモへ行った時は、広場にもの凄い数の鳩がいて、体にいっぱい鳩をのせた大道芸人のような人が観光客に声を掛けたりしていました。

ただ鳩が苦手な私にとっては恐怖でしかなく、結局広場を横切ることが出来ずに広場の周りを回り込むようにしてドゥオーモに近づかないといけませんでした。

鳩が気になりつつも近くで見る建物の姿には、ひたすら感動しました。

大きい!そびえ立つ尖塔の数が凄い!

全長が158mで高さが108m、それに幅が93mとヨーロッパで2番目に大きい大聖堂で迫力たっぷりなのですが、それと同時に建物全体に施された装飾がとても精巧なためか繊細で可憐な印象も受けました。

眺めていて尖塔が多いなと思ったのですが、聞くところによるとなんと135本もあるそうです。

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それぞれの尖塔の先には、聖人と讃えられる伝説的な聖職者たちの像が立っています。そして、ひときわ高くそびえる主尖塔の頂上には、美しく金色に輝く聖母マリア像が。

そう。このドゥオーモ~大聖堂~は、聖母マリアに捧げられたものなのです。

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ひんやりとした空気感のドゥオーモ

外観を堪能した後、次はドゥオーモに入ってみることにしました。

ドゥオーモの外観からは、可憐な印象を受けましたが、内部はとても重厚で厳粛な雰囲気に包まれていました。ひんやりとした空気と静けさがとても心地良かったです。

さすが巨大な大聖堂だけあって、入り口から主祭壇までの距離が長いなと感じました。

あさつきAsatsuki

ちなみにアンさんが訪れた数年前、大聖堂の見学は無料だったんですよね。

アンさんAnsun

でも現在では、しっかりと有料化されていますね。

精巧で美しいステンドグラス装飾

大聖堂の中でひと際目を引くのは、精巧なステンドグラスの数々でした。

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なかでも一番惹かれたのは、細かく区切った四角の枠の一つ一つに聖書の中の場面が描かれたもので、まるで絵本のページが並んでいるような感じがしました。

鮮やかなステンドグラスから淡く太陽の光が差し込むさまは神聖で、カトリック教徒でもなんでもない私でも、見ていると心が洗われるような気がしました。

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階段でドゥオーモの屋上に登ってみました

ミラノのドゥオーモは屋上に登ることが出来ます。

クーポラや塔に登れる聖堂はよくありますが、屋根の上まで公開しているって結構珍しいケースだと思います。

もちろん私も登ってみました。登れると聞くと、何が何でも登ってみたくなるのは、きっと人間の本能なんじゃないかと思います。

屋上行くためには、階段もしくはエレベーターを利用します。但しどちらも有料でした。考えた結果階段の方が料金が安く、また時間的な余裕もあったので、この時は階段を選びました。

普段はなまけものの私も、こういうところに来ると苦労して登った方がご利益のようなものがあるような気がしてがぜん張り切ってしまいます。階段歩きは疲れたことは疲れましたが、そんなに急な傾斜でもなかったので結構登りやすかったです。

なお、私が行った時は無かったのですが、最近では階段やエレベータの前に荷物チェックがあるようです。

まさに「屋根の上」でした

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大聖堂の屋上ってどんな所なんだろうと思っていたのですが、いざ着いてみたら、まさに何の変哲もない「屋根の上そのもの」といった感じのところで、やや拍子抜けしました。でも、そのシンプルさが逆に面白くもありました。

それほど広くは無いスペースで、あからさまなフェンスなどは設置されていません。尖塔や造作が防護柵の役目を果たしていると言えます。

普通の建物の屋根と違うところは、精巧な装飾が施された沢山の尖塔に囲まれているところでしょうか。なかなかの眺望で、金のマリア様の像もよく見ることができました。

ドゥオーモへの行き方や時間・料金等

項目名 概要
行き方

最寄駅は地下鉄1・3号線のDuomo駅
(3号線はミラノ中央駅から乗車可)

地上に出てすぐ広場があり建物が見えます。

見学可能な時間

7:00~19:00(屋上は9:00~)

入場料金

聖堂内への入場、階段利用、エレベータ利用、他、それぞれに料金が設定されています。

この日、ミラノで食べたもの

日本のイタリアン・レストランでは、「ミラノ風」が付いたメニューをよく見かけますよね。で、実際の現地の定番的な名物グルメは、やはり、ミラノ風カツレツ、ドリア、そしてリゾットでしょう。観光客向けとも言えますが。

私も、ドゥオーモの近くのレストランで、キノコのリゾットを食べました。これぞ本場の味というのでしょうか、お米は硬すぎず柔らかすぎずのしっとり感で、キノコの触感も楽しく、かなり美味しかったです。

リゾット料理

そのレストランには日本語のメニューがありました。この地に沢山の日本人旅行者が観光に訪れていることを物語っている訳で、言葉が不安な方でも安心してオーダー出来そうです。想像していたものと全く異なる料理が出てきたら、ショックですものね。

あさつきAsatsuki

でも日本語表記が目に付きすぎると「海外旅行気分」が薄れてしまうとか。

アンさんAnsun

ああ、いわゆる興覚めですね。人によってはあるかもしれません。でも異郷の地で便利で安全・安心って、とても良い事ではあります。

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By Ansun (Updated by Asatsuki)

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