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アンデルセンとコペンハーゲン(ニューハウン、人魚姫の像)

コペンハーゲンは、デンマーク出身の童話作家・アンデルセンのゆかりの地です。

いまや街で最も活気がある観光スポットのニューハウンには、彼の長年暮らした家が残っています。

護岸沿いにあるアンデルセンの人魚姫の像は、実は日本とも縁が深いんですよ。

アンデルセンゆかりの地コペンハーゲン

古今東西、クラシカルで著名な童話作家の双璧と言えば、ドイツのグリム兄弟、そして今回の主人公、デンマークのアンデルセンでしょう。

『人魚姫』『みにくいアヒルの子』『マッチ売りの少女』・・・彼の童話を、幼い頃に読み聞かせてもらった人は少なくないですよね。

現代でも彼のイマジネーションは高く評価されており強い影響力を持っています。たとえば、ディズニー映画『アナと雪の女王』は、彼の童話作品『雪の女王』から着想を得たと言われています。

あさつき
asatsuki

アンデルセンの童話って、子ども心にも切なくやるせなく感じるストーリーが多いですね。

アンさん
ANSUN

彼の貧しい生い立ちや、孤独だった生涯が影響しているとも。

コペンハーゲン

アンデルセン(Hans Christian Andersen /1805-1875年)は、デンマーク(Danmark )3番目に大きな島、フュン島の出身(靴屋の息子)で、15歳の頃にオペラ歌手を志してコペンハーゲンに移り住みました。

以来、晩年に至るまでコペンハーゲンを拠点に暮らしていたことから、この街には彼のゆかりの地を散見する事が出来ます。

かつてアンデルセンが暮らした街、コペンハーゲン(Copenhagen )は、北欧デンマークの首都で50万人以上の人口を誇る一大都市です。デンマークはユーラシア大陸と大陸とスカンジナビア半島にある島からなる国で、コペンハーゲンは大陸内ではなく島の方に位置しています。

古代ローマ時代には人が暮らしていたようですが、本格的にコペンハーゲンの街が発展したのは12世紀に入ってからです。デンマークの大司教アブハロンがコペンハーゲンに要塞を築き、これをきっかけに港町としてこの地域の商業の中心地となりました。

街には、17世紀に建てられた建物が残る一方で、市庁舎ストロイエ(歩行者天国)のように、20世紀につくられた新しい場所が混在しています。

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ニューハウン

ニューハウン(Nyhavn :新しい港の意味)は、かつてアンデルセンが結構長く暮らしていた運河に沿ったエリアで、彼の家(アパート)が今も残っています。

ところで、ニューハウンと聞いてピンとこない人もいるかもしれませんが、茶色い屋根のカラフルな木造の建物が運河沿いにずらりと並ぶ風景など、この港町を写真や映像でご覧になったことがある方は多いのではないでしょうか。いまや、コペンハーゲンを代表する風景で、一大観光スポットになっています。

ニューハウン

さながら、絵本の中のおとぎの国に迷い込んだような気分にさせてくれたりもして、なるほどここは、子どもたちのための童話が生まれるのにふさわしい雰囲気だなと、なんとなく納得してしまうとってもチャーミングな風情の町です。(アンデルセンは、主に自身のイマジネーションを元にした「創作童話」を作っていました。)

運河沿いには、カフェのオープンテラスが並んでいます。お天気のいい日はここで休憩するととっても優雅な気持ちになれそう。(真冬の時期のオープンテラスは寒そうだけど。北欧の人は慣れている?)

カフェを堪能したら、アンティークショップをぶらりと覗いて掘り出し物を探すのも楽しそうですよね。

運河ツアーで観光スポット巡り

ニューハウンの水上交通機能についてですが、17世紀に開かれた当初は商業港として使われていましたが、現在は、運河を観光船(水上バス)が往来する観光スポットとしての性格が強いです。

現地には、観光船の発着場があり、運河ツアー(カナルツアー、カナルクルーズ)を楽しめます。

運河から街並みを眺めて観光するツアーで幾つものコースがあります。コースによって船(ボート)のグレード、ルート、所要時間(30~60分)などが異なります。アンデルセン童話の人魚姫の像(後姿)をはじめ、アメリエンボー宮殿、王立図書館(ブラックダイヤモンド)、クリスチャンスボー城の他、コペンハーゲンを代表する建築物を巡る事が出来ます。

人魚姫の像

ニューハウンを散策したらその足で人魚姫の像まで行ってみましょう。片道20分くらいの距離ですが、運河沿いにのんびりと歩いていくと、とっても気持ちの良い散歩コースになります。

ランゲルニエ地区にある、このブロンズの像は、アンデルセンの功績をたたえて1913年に建立された歴史のある像です。

あさつき
asatsuki

実は、日本とも縁が深いんですよね。

アンさん
ANSUN

俳優の岡田眞澄さんの伯母さま※が、「首から下の部分」のモデルを務めたそうです。(※祖母の姉)

あさつき
asatsuki

岡田さんは端正なハンサムでした。伯母さまもスタイルの良い麗しい方だったのでしょうね。

アンさん
ANSUN

子孫である岡田さんの姪のタレント・岡田美里さんが、自身の公式ブログに詳しく書いておられます。

https://ameblo.jp/millie-okada/entry-11594195085.html

人魚姫の像、幾つか積まれた大きな岩の上で膝を曲げて横座りをしています。案外と小さくて(高さは1m少々)実物を見ると、ちょっとがっかりするという話もちらほらです。

でも、コペンハーゲンきっての観光ポイントであることには変わりはありません。鎌倉観光で大仏さまを見ないって、大阪の通天閣へ上ってビリケン像に願掛けしないって、もったいないですよね(笑)がっかりするしないは別にして、自分の目でちゃんと見ておいた方がいいのではと思います。

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By Ansun (Updated by Asatsuki)

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