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オーロラを北欧で楽しむ

オーロラを北欧で観測してみたいです。フィンランドやスウェーデンの冬の美しい自然風景を楽しみつつ、神秘の光のカーテン「オーロラ」を体験するファンタジックな旅行。

オーロラ・ベルト

オーロラは、常に観測する事が可能な地域は、ある程度限定されます。

基本的には地球の北半球がその対象となる訳ですが、北緯65~70度あたりの範囲で帯状になった、「オーロラ・オーバル(ベルト)」と呼ばれる、楕円形リング状のエリアで目にする事が出来るそうです。つまり北極圏内ですね。

カナダ、アラスカ、グリーンランド、アイスランドなどが有名で、数多くツアーが組まれていますが、それらと並んで人気があるのが、スウェーデン、フィンランド、ロシアといった北欧への鑑賞旅行です。

スウェーデンやフィンランドの見えやすい都市

スウェーデン(キールナ、アビスコ)
フィンランド(ロヴァニエミ、ユッラス、ルオスト、レヴィ、サーリセルカ)

例えば上記の北欧の都市は、オーロラ直下にあたり、観測出来るチャンスが大変高いそうです。
特に、ロヴァニエミやサーリセルカへのツアーは人気があるようですね。

スウェーデンのオーロラ
(撮影地はスウェーデンです)

2015年3月に北海道(名寄市、陸別町など)で「低緯度オーロラ」が観測されました。11年ぶりとの事。但し肉眼での確認は難しかった模様。発生要因は磁気嵐の発生によるものとされています。

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出現の時期は?

北欧のオーロラは、冬の時期にしか見れないと私は思っていたのですが、
それ以外の時期でも案外と、その出現を観測出来るようです。

ただし5~7月の「白夜」の時期にかけては、鑑賞は、ほぼ不可能みたいです。

鑑賞可能な時間帯は暗くなってから。つまり夜です。

「神秘的な光の乱舞ショー」は、1回当たり約10分間。毎晩、だいたい午後7時から午前2時頃の間に、数回、見るチャンスがあるのだそうです。特に出現頻度が高いのが午後10時から午前2時頃だとか。ちょっと夜更かしして、頑張って見たいものです。

ちなみに天候・気象の関係上、毎夜、必ず鑑賞出来るとは限りません。
前述の「オーロラ・オーバル(ベルト)」が常に同じ場所に位置していない事も一因のようです。

従って旅行する際には、余裕を持って2~3泊は現地に滞在したいものです。

フィンランドのサーリセルカ(Saariselka)で撮影されたオーロラ映像です。素敵すぎます!!

フィンランドの鑑賞スポット

ロヴァニエミ(ロバニエミ)


北欧フィンランドのロヴァニエミは、北極圏~ラップランド~で最も大きな都市です。といっても人口は6万人程度の静かな街です。

ヘルシンキとは、寝台列車「サンタクロース・エキスプレス」で繋がっており、年間およそ30万人の観光者がこの街にやってくるのだそうです。

オーロラ観測する時には、少し北へ移動します。

ロバニエミの素敵なポイントのひとつとして、サンタクロースの公式の「故郷」とされている点が挙げられます。

街中にはサンタクロース郵便局やオフィスが、そしてその近隣にサンタクロース村が所在し、いつでもサンタさんに合える(かもしれない)ところでしょう。なんだか嬉しくなってきますよね。


サーリセルカ


サーリセルカは、ロヴァニエミのさらに北に所在している、とても小さな町です。 そのため、都市部のように人工的な照明が多くありませんので、夜らしい暗さが保たれており、「美しい光のカーテン」がより鮮明に楽しめるそうです。

またリゾート施設としては、スキー場やスパもあります。


ロヴァニエミの北東にサーリセルカが位置しています。

オーロラの原理や仕組みを簡単に。

ネーミングは、ローマ神話に登場する曙の女神Auroraに由来します。
北欧神話においては、半神ワルキューレの甲冑の輝きであるとされています。

英語では、「northern lights」とも呼ばれています。

オーロラの発生する原理については、まだはっきりと解明されていない部分もあるそうです。


私自身、かなり科学には弱いのですが(汗)、ごく簡単に理解しますと、太陽から放射されるエネルギーにプラズマ粒子を含んだ「太陽風」というものがあって、それが地球の磁場と作用する仕組みによって、あの神秘的な光を発生させるのだそうです。


色や形状について

オーロラは、上空数百キロで発生します。

その色は、大きく分けて赤系(200km以上)と緑系(100-200km)に分類出来るのだそうです。
そして虹のように、ハッキリと七色に分かれて見える訳ではありません。

雪とオーロラ

まるでカーテンのような形状をして出現します。風にそよいでいるように見える場合や、ぼんやりと見えたり、渦巻き状のものが観測される事もあるそうです。

いつも同じように観測されるのではなく、その時々で表情を変えるところが、自然の奇跡・不思議さであり、オーロラ鑑賞の醍醐味ではないかと思います。

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*本ページの概要・情報は変更される事があります。

By Asatsuki (Updated )

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