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雲仙の地獄めぐりを観光しよう

雲仙の地獄めぐりを、じっくりと観光してみたいです。

また雲仙には見どころが沢山ありますので、出来れば宿泊してゆっくり堪能してみたいです。

なお、日帰り温泉も楽しめます。

もっとも名高い「地獄めぐり」とも言われています

雲仙は昔、温泉と表記していたそうです。これで「うんぜん」と読んでいたそうでして、こういった事からも、温泉地として古来より名を馳せていたのだなあ、と察せられます。

従いまして、この地においての楽しみと言えば、ゆっくりと湯三昧するのが一番だと思うのですが、はずしてはいけないのが、【地獄めぐり】です。

雲仙

雲仙温泉の地獄めぐりは、全国各地に幾つか存在する「地獄めぐり観光」の中でも、最も名高いとされています。

その景観の素晴らしさもさることながら、歴史ある古い温泉地として知名度が高い事や、古くは空前の大ヒット映画「君の名は」の舞台となった事(岸恵子さんと佐田啓二さんの主演。1954年公開)なども、関係しているのだと思います。

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30余りの地獄ポイントがあります

雲仙温泉の地獄めぐりには、30余りの地獄ポイント(湯や蒸気が噴出している箇所等)があります。

大叫喚、八万、邪見地、お糸、清七などなど、それぞれには名称が付けられていて由来エピソードがあるようです。

三途の川や賽の河原といった名称のエリアもあって、なるほど、いかにも地獄っぽいです。

島原の乱の舞台でもありました

雲仙の地につき特筆すべきは、江戸時代の「島原の乱」によって数多くのキリシタンが殉教した地であると言う事です。

前述の「清七地獄」の名も、清七というキリシタンが処刑された場所であるとの伝説に由来しています。実際、隠れキリシタンが住んでいたとも。

歩いて観光してみましょう!

ところで、いざ観光で散策するとしても、岩がゴツゴツしていて、その上、硫黄のにおいが立ち込め湯気がもうもうとしていて、「歩きにくいのではないか」と心配される方もいるかもしれません。

でも心配はご無用です。柵がある立派な石畳のスロープ(遊歩道)が整備されていますので、基本的には、快適に「地獄めぐり」を楽しむ事が出来ます。所要時間は数十分~時間くらいあれば、一通り観回れるかと思います。

雲仙4

霊界・魔界の疑似体験です

ところで地獄とは、仏教の輪廻思想においては、六道(天道、人間道、修羅道、畜生道、餓鬼道、地獄道)の最下層に置かれている霊界で、万一送り込まれたなら、いつまでも無限の責め苦を受ける事になる、とんでもなく恐ろしい世界なのだそうです。

そういった恐ろしい霊界・魔界の視覚的なイメージを、温泉地の地表から噴出する蒸気や熱い湯、そして、変色や変形した奇岩の景色から想像したのでしょうね。誰も地獄からこの世に戻ってきた人はいないけど、きっと地獄ってこんな感じなのだろうと思いをめぐらせたのでしょう。

そして今では【地獄めぐり】に見立てて、観光資源として生かしているのです。いつからこういった観光が始まったのかは、私はよく存じませんが、現代風に言えば、「自然のアトラクション/テーマパーク」ですよね。

それにしても、地獄めぐりで「魔界の擬似体験」をしつつ、温泉に入浴して「ああ、極楽!」と幸せな気分に浸るって、なんだか愉快です。

自然観察も楽しめます

なんだか荒涼としたエリアを想起しますよね。
確かにわたしたち「生きもの」を拒絶するかのような、まことに非日常的な風景が展開しています。

しかしながら、ミヤマキリシマに代表される豊富な植物や野鳥の観察なども楽しめます。また、硫黄泉によって乳白色となった岩石や土(温泉余土)や、地獄の噴気孔あたりに現出する湯の花なども、見ものではないでしょうか。食べ物ならば、定番の温泉卵も賞味できます。

雲仙1

雲仙温泉について

この古湯は、雲仙天草国立公園(日本最古の国立公園)の園内、長崎県の島原半島・雲仙市に所在しています。8世紀ごろに、僧の行基が開いた温泉であるとも言われております。古いんですね。

江戸末期にシーボルトが海外に紹介した事もあり、明治維新後は、外国人の保養所・逗留宿としても利用されるようになり、国際的な温泉地となりました。

泉質は強い酸性の硫黄泉で、やや白濁しているようです。効能としては美肌にも良いのだとか。

春から夏にかけてのミヤマキリシマや新緑の美しさと共に、秋の妙見岳の紅葉は名所として知られています。そして冬には「花ぼうろ」と呼ばれる、光に反射し輝く霧氷や樹氷が、雲仙岳の名物となっています。

雲仙2

宿泊してみたい旅館

雲仙温泉には、多数の旅館やホテルがありますので宿泊には困りません。

あさつき

サイト管理人は、「富貴屋」に泊まってみたいと思っています。

この旅館の最大の特長は、雲仙地獄に隣接しているところです。

部屋から地獄の景観を観ることが出来るかもしれません。また、露天風呂では、雲仙地獄の湯けむりを感じながら、天然温泉を楽しめるのだそうです。桃山式の日本庭園も素晴らしいそうです。

湯治のお宿 雲仙富貴屋: 長崎県雲仙市小浜町雲仙320

日帰りでも!

宿泊して、ゆっくりと地獄めぐり他の観光散策と入浴を楽しむ他に、日帰りで温泉を楽しむ事が可能です。
湯の里共同浴場、小地獄温泉館といった共同浴場を利用する方法もあります。

たとえば、雲仙スパハウス・ビードロ美術館は、ヨーロッパ風建築のスパハウスで、露天風呂や檜風呂の他に、岩盤浴やマッサージ、垢すりなどもある日帰り温泉の人気リラクゼーション施設です。また、併設のビードロ美術館では、世界のガラス芸術や文化を鑑賞出来ます。

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By Asatsuki (Updated )

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