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長湯温泉 立ち寄り湯

九州の長湯温泉には、立ち寄り湯を楽しめる施設が多数あります。

大分県の久住山麓の丘陵地域に所在し、世界有数の高濃度の炭酸泉が魅力のお湯の、日帰り外湯めぐりや旅館の事について。

長湯温泉を日帰りで楽しむ

九州の真ん中あたり、大分県竹田市の長湯温泉は、久住(くじゅう)山麓の東南、川沿いにある比較的小さな規模の静かな温泉地。立ち寄り湯を楽しめる施設については、浴場のみの施設、宿泊が出来る旅館、市営の公共浴場など多彩です。

炭酸泉の含有量がとにかく凄くて、世界的に見ても屈指の濃度の「シュワシュワぶり」なのが最大の特徴。

2006年5月に、九州初の「源泉かけ流し宣言」を行なう等、源泉かけ流しの天然温泉にこだわっていて、各施設の殆どが独自の源泉を保有しており、各施設により湯質や色などに個性があるそうなので、外湯めぐりへの興味が湧きます。

大分県・久住高原(くじゅう)の各観光地のすぐ隣であり、湯布院、黒川、別府など有名温泉地からは、自動車でおよそ1時間程度で行ける距離。たとえば湯布院・黒川などを拠点として何泊かする場合、ドライブ観光で長湯温泉を訪れて、日帰りで立ち寄り湯を楽しむプランが立てられます。

立ち寄り湯(外湯)の施設

代表的な立ち寄り湯の可能な施設をご紹介します。

ガニ湯

「ガニ湯」は、町の中心部、芹川沿いにある露天風呂です。基本的には、いつでも入浴可能のようですね。

まさしく素朴で抜群の開放感のガニ湯。男女混浴で女性は水着でもOK。着替えは橋の下で行います。料金は無料。夏には蛍鑑賞も出来るそうです。

ちなみに名称は、お湯から泡が噴出している事から生まれた、古代よりの「カニ湯伝説」に由来しています。

長湯1

ラムネ温泉館

ユニークな西欧風木造建築の人気温泉。美術館を併設。川端康成直筆の書も展示されています。焼杉板、漆喰、銅などの建材による独特の建物外観(屋根のてっぺんには松の木が生えている?)が楽しい施設。

長湯2

ラムネ温泉館は1300ppmの高濃度炭酸泉です。源泉かけ流し。露天風呂は32℃、内湯(大浴場)は40℃とやや低め。「のんびり湯」向きでしょうか。家族風呂やサウナが飲泉も出来ます。

美術館(入湯者は無料)もあるので、ゆっくりと利用してみたいです。

大浴場:500円/小人200円
家族湯:2,000円/60分
営業時間:10ー22時(早朝:6ー7時)
定休日:毎月第1水曜日(1・5月は第2水曜)
(竹田市直入町大字長湯7676-2)

その他の主な立ち寄り湯

長湯歴史温泉伝承館 万象の湯

大浴場:500円/小人150円
家族湯:2,000円/50分
営業時間:9ー21時30分/無休/宿泊:◎

内風呂・露天風呂。足湯もあります。食事の薬膳バイキングが話題。

温泉療養文化館 御前湯

大浴場:500円/小人200円
家族風呂:2,000円(4名迄)
営業時間:6ー21時/定休日:毎月第3水曜日

西欧のスパを想起する外観。大浴場には、露天風呂・冷泉・サウナを完備しています。

御前湯とは別の場所に共同浴場を併設。かけ流しで料金200円は超オトク。

大丸旅館

大浴場:500円
家族湯:1,500円/60分
営業時間:11:30ー17時/無休/宿泊:◎

与謝野晶子や徳富蘇峰など明治の文人も投宿。レトロな老舗温泉旅館です。

宿房 翡翠之庄

宿泊や食事付き滞在が基本ですが、日帰り利用も可能です。
男女別浴場:800円
家族湯(露天):3000円/45分。
営業時間:12ー16時/宿泊:◎

かじか庵 湯処 ゆの花

立寄り湯:500円/小人250円(タオル持参の場合)
岩盤浴:1300円(中学生以上のみ)
貸切風呂:2,000円/60分
営業時間:10ー23時/無休/宿泊:◎

麦飯石岩盤浴は長湯温泉で唯一との事。

国民宿舎 直入荘

大浴場(露天風呂有り):300円
営業時間:13ー21時/宿泊:◎

リゾートホテル風の国民宿舎。夏季には無料河川プールが出現。

ガニ本舗 湯治場 天風庵

滞在型・外湯めぐりを楽しむための宿泊施設です。提携温泉を安価or無料にて利用する事が出来ます。

宿泊:◎(素泊まり5000円)
「宿房 翡翠之庄」:無料/「万象の湯」:100円

B・B・C長湯

外湯形式の宿泊施設です。外部の温泉をお得な料金で利用できます。

1泊5,000円前後~(朝食付)
大丸旅館・テイの湯:無料
ラムネ温泉館:100円/宿泊:◎

長湯温泉には、上記の他にも立ち寄り湯を楽しめる施設が多数あります。その殆どが宿泊可能なスタイルです。高級感漂う豪華な造りの旅館もあり、日帰りではもったいない感もします。泊まって、のんびりとお風呂や食事を楽しむのも宜しいかと。

過剰な観光地化がなされていない、比較的のどかな景観であり、腰を据えた湯治にも向いていそうです。

*当サイト調べ 施設の仕様/料金等は変更される場合があります。

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大分県の長湯温泉のプチシュワ~

九州・大分の長湯温泉を体験してみたい最大の理由は、お湯の泉質(炭酸泉)にあります。

「シュワシュワ~」といった感じの尋常ではない炭酸の濃度で、巷では、湧出量・炭酸濃度は日本一はもちろんの事、世界屈指の凄さではないかとも評されています。

複数の源泉にて科学的な調査を行なったところ、総じて「シュワシュワ度数」が高く(高温域で1200PPM/湯船で700PPM)、なかには炭酸含有量が「もうこれ以上は無理!!」というくらいの飽和レベルに達している源泉もあったそうです。

もの凄~くプチプチ・シュワシュワ~な訳ですよねっ!

市販・家庭用の、炭酸ガスが出る温泉仕様の入浴剤がありますが、長湯温泉のお湯は、そういった入浴剤の数倍以上の炭酸濃度を有しているとの事です。豪快・爽快なのですね。さながらサイダーに浸かっているみたいな感覚を味わえるのかもしれません。

(「ラムネ温泉」という名称の施設があるくらいですから。)

効能は、炭酸ガスが血行を促進する事により、疲労回復や神経痛の緩和、そして高血圧症・動脈硬化・心臓病などにも効果が期待出来ます。また整腸作用や便秘の改善も効果があるのではないかとされています。

アクセスについて

大分県・竹田市直入町の地図です。

街中の芹川に沿って数多くの旅館や温泉施設が所在しており、
長湯温泉の立ち寄り湯めぐりがスムーズに出来そうです。
なお、翡翠の庄のように、山に入ったあたりに所在している旅館もあります。

湯布院、黒川、別府などの温泉地からアクセスする場合、天候条件にもよりますが、自動車でおよそ1時間前後を目安としたドライブで、長湯温泉へ到着します。

【由布院より】

①県道621号~広域農道~ふるさと林道などを経由して南へ約40km/50分。
②湯布院I.Cから(湯の平温泉経由)約40km/50分。

【黒川より】

国道442号・県道30号を経由して東へ約30km/40分。

【別府より】

西へ約40km/80分。

【福岡市内より】

①大分自動車道~湯布院IC~湯平温泉経由
②大分自動車道~光吉IC~国道442号線~441号線

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*本ページの概要・情報は変更される事があります。

By Asatsuki (Updated )

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