topメイン画像

巨人伝説が残る石柱の海岸!ジャイアンツ・コーズウェイ

北アイルランドには、六角形の石柱がどこまでも連なるジャイアンツ・コーズウェイという不思議な海岸があります。

巨人伝説も残るこの場所はまさに自然の神秘としか言いようがなく、一度目にすると忘れることが出来ない光景ですよ。

ジャイアンツ・コーズウェイってどんなところ?

ジャイアンツ・コーズウェイ(Giant's Causeway)は、北アイルランドの北部にある、六角形の石柱が無数に連なる海岸です。

石柱の数は約4万本にものぼり、距離にして8㎞もあります。そのスケールの大きさをわかってもらえるのではないでしょうか。

そのあまりに不可思議な光景は本当に絶景で、1986年には世界遺産にも登録されています。

スポンサーリンク

どうしてこんなところが出来たのだろう?

さて、以前アイルランドのダブリンにいた私は、北アイルランドにジャイアンツ・コーズウェイというのがあるから見に行こうという友達に言われるがままに北アイルランドの首都ベルファストを経由して車でジャイアンツ・コーズウェイに向かいました。

アンさん

でも正直どんな所なのかほとんど知識がありませんでした。

ベルファストに到着した前日からずーっと土砂降りだったので、こんなので海岸に行って大丈夫なのかなと、関係のないことを心配していたくらいです。

でも幸いに現地に着く少し前に雨がやみ、いざ眼前に展開される奇怪な海外線を見た瞬間、どうやってこんな場所が出来たのか、想定外の光景に息をのみました。

海岸1
あさつき

やはり、雨具類はマスト・アイテムですか?

アンさん

アイルランドは毎日一回は雨が降る感じ。なので観光の際には絶対、折り畳み傘やレインコート等を携帯すべきです。

自由に歩いて観光出来るんです

ジャイアンツ・コーズウェーの凄いところ、特筆すべき稀有なところは、世界遺産であり自然保護区にも指定されているにもかかわらず、その上を自由に歩いて回れるところです。

色々な高さの六角形の石柱がどこまでもどこまでもただ連なっていくその場所に立つと、まるで他の世界に迷い込んだような錯覚に陥りそうになりました。

長さが違うぼこぼこした石柱の上を一つ一つ歩いていくのは危なっかしくもありましたが、まさに爽快な観光でした。

海岸2
アンさん

石柱が足より小さい上に隣の石柱と完全に同じ高さというわけではないので、歩くと足の裏がゴロゴロしていました。勾配が多く高いところまで登ってみましたが、よろよろになって結構怖かったです。

あさつき

シューズ類は気を付けたほうが良さそうですよね?

アンさん

そうなんです。スニーカーや底がぺったんこの靴がいいと思います。ハイヒールだと転落するかもしれません。

火山活動で生まれた自然の造形です

ジャイアンツ・コーズウェイは本当に不思議な造形ですが、どうやって現在の造形となったかについては、きちんとした科学的な説明があるんです。

それは5千万年以上昔にあった火山活動に深い関係があります。

火山の噴火で流れ出した超高温の玄武岩の溶岩が、現在のジャイアンツ・コーズウェイのある場所に流れ着きました。その後その場所で徐々に溶岩が冷めていきましたが、その過程で岩が収縮したためにひび割れができ、今の石柱の連なりに姿を変えたということです。

スポンサーリンク

語り継がれる巨人の伝説

科学的な根拠とは別に、ジャイアンツ・コーズウェイには、巨人にまつわる伝説が残されています。

Giant's Causewayとは、「巨人の石道」という意味なんですよ。

(Causewayとは、石を敷き詰めて舗装した古代の道路などを指します。)

太古の昔アイルランドにいたフィン・マックールという巨人が、スコットランドのベナンドナーという巨人と戦うために「この道路」を作ったという伝説が、アイルランドでは今でも語り継がれています。

現地にはこの伝説にちなんだ、巨人の靴やジャイアンツ・オルガンといわれる特徴的な岩があり見どころになっています。

個人的には溶岩が収縮したからといって何で全部が全部あんなにきれいな六角形になるのか不思議で仕方ないので、巨人が造った説に一票入れたい気持ちになります。

海岸3
あさつき

入場ゲートとかもなく自然にそこにあるだけ。トイレや休憩所やお土産屋さんといった、観光設備的なものは備わっていなかったそうです。

古代からの「ありのまま」で残されているのですね。

北アイルランドとジャイアンツ・コーズウェイへの行き方

北アイルランドはイギリスの一部。グレートブリテン島の左側にあるアイルランド島の北側に位置します。

北アイルランドとアイルランドの関係についてですが、近年のEUの発展(ヨーロッパ諸国間の様々な交流)に伴い、穏やかな関係性を維持しています。(2016年、英国はEU離脱を採択しましたが…)

アンさん

数年前、私はアイルランドから車で北アイルランドに入りました。

海に囲まれた島国・日本育ちの私としては、地上における「国境線」を超えるのは生まれて初めてで、少しドキドキしたりもしたのですが、びっくりするほど何もなく素通り状態で拍子抜けした記憶があります。

海岸4

アクセスはレンタカーがおススメです

ジャイアンツ・コーズウェイは北アイルランドの一番北側の海岸に位置しています。

もし「自力」で行くのであれば、レンタカーを借りて行くのが一番良い方法だと思います。

つまり、アイルランド旅行の際に観光に訪れるのが、コスト的にも時間的にもお得でしょう。

アンさん

アイルランドも日本と同じく車両は左側通行なので、比較的運転しやすいですよ。

ベルファストはもちろん、ダブリンからでも頑張れば日帰り可能な距離です。

あさつき

ドライブを楽しめていいかもですね。

また、ダブリンやベルファストから日帰りツアー(バス)が出ています。
それを利用すると、もっと簡単にジャイアンツ・コーズウェイ観光を楽しめます。

スポンサーリンク

関連するページ

*本ページの概要・情報は変更される事があります。

By Ansun (Updated by Asatsuki)

ページの先頭へ