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バッキンガム宮殿とセント・ジェームズ・パーク

バッキンガム宮殿からのセント・ジェームズ・パーク散策。

バッキンガムではあいにく近衛兵の交代を見れず仕舞いでしたが、公園内では清々しい癒しのひと時を過ごせました。

真冬のロンドンのあまりにもの寒さに、つい速足になりがちの観光となりました。

真冬のロンドンの寒さにびっくり!

私がイギリスのロンドンを観光したのは、8年ほど前の1月。

整然とした街並みの中にある、お馴染みの電話ボックスや赤い2階建てバスがポップで、おしゃれな雰囲気が漂う街という印象でした。

アンさん

そして、ものすごく寒くてびっくりしました!!

日本の東京の気温とさほど変わらないはずなのに、何でこんなに寒いんだとぶるぶる震えながら街を歩いたのですが、寒かったのもそのはずで、翌日にはロンドン中心の交通機関がすべてストップするほどの大雪に見舞われてしまいました。

しかも、そのおかげで行きたかった沢山の観光名所の大部分が見られなかった上に、帰りの航空機のフライト(夜発)までキャンセルとなり、その復旧の目処も立たず、空調がいまいち効いていないスタンステッド空港の冷たい床に段ボールを敷いて、一夜を明かす羽目にまでなってしまいました。

とまあ、あまりのついてなさに本気でショックだったのですが、今から考えたらそれも貴重な経験だったのかもと思えなくもありません。

このページでは、ロンドン観光旅行の初日に私がたどった観光コースの一部、バッキンガム宮殿からセント・ジェームズ・パークにかけての散策について綴ってみたいと思います。

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バッキンガム宮殿

ロンドンの中心地から離れたところにあるホステルに泊まっていた私は、チューブ(the Tube )という愛称で親しまれるロンドンの地下鉄に乗ってVictoria駅に降り立ちました。

バッキンガム宮殿(Buckingham Palace)は、すぐ近くにはこれといった最寄駅がなく、Victoria駅、Hyde ParkCorner駅、Green Park駅からそれぞれ10分ほど歩いたところにあります。

バッキンガム宮殿といえば、実際にエリザベス女王が実際に暮らしている場所で、女王としての執務も行われているとっても重要な場所です。公務を担い女王が住まう「現役バリバリ」の王宮であり、内外の来賓を迎える大切な場でもあることから、平素は、建物内部や庭園の一般公開はなされていません。

でも、女王陛下が避暑でお留守にされる7月末から9月末の間は公開されており、豪華絢爛な内部(数百ある部屋の一部)を見学もできるんですよ。

アンさん

1月に訪れた私は、当然建物の中へは入れず、外観を見学するのみとなりました。

外観の見学

宮殿正面

建てられた18世紀当初は、一公爵の私邸に過ぎなかったそうですが、その後、王室が譲り受けて公式的な施設(宮殿)としての活用を始めてから、豪華な改築がなされて今に至っているそうです。

外観は、おとぎ話に出てくる可憐な宮殿のようというよりは、大きくて重厚感があって博物館のような雰囲気が漂っていました。

ドシンという感じでその場に鎮座する姿は、王の住居にふさわしい威厳に満ちていました。

あいにく近衛兵の交代儀式は見られませんでした

バッキンガム宮殿の見どころといえば、近衛兵の交代(Changing The Guard)でしょう。

モコモコで縦長の黒い帽子と赤いジャケットがトレードマークの近衛兵といえば、お土産のモチーフにもよく使われるロンドン名物の1つですよね。

近衛兵の交代は4月から7月は毎日、その他の期間は1日おきに朝の11時ごろから行われます。

音楽隊の演奏に乗って近衛兵が行進してくる様子はとてもレトロな雰囲気なので、恥ずかしながら私は、てっきり観光用のパフォーマンスだと思い込んでいたんです。

アンさん

でも、正式な国家的な儀式でもあるんですよね。

倫敦の衛兵イラスト

あの、どこかかわいらしくもある雰囲気の、「おもちゃのマーチ」に出てきそうな兵隊さんたちは、実際にしっかりと宮殿外周の護衛・警備にあたっている本物の近衛兵だとのことです。

ちなみに、私が行ったその日は、あいにく近衛兵の交代が行われない日でした。毎日行われているのではないんです。

「明日またこの場所に来て見ようかな」とか思ったりもしたのですが、雪のおかげで結局見れずじまいだったのはちょっと心残りだったりもします。

見学情報

項目 概要
最寄駅

Victoria駅、Hyde ParkCorner駅、Green Park駅

宮殿公開

7月と8月 9:30~19:30/9月 9:30~18:30

見学料

大人23/学生21/17歳未満13(ポンド)/5歳未満は無料

衛兵交代式

隔日(奇数日)の11:30より行われています。

但し4-7月末は毎日行われます。

併設施設

バッキンガム宮殿には、英国王室・王族・貴族に関する見学施設が併設されています。

クイーンズ・ギャラリー(王室蒐集のコレクションを展示)
ロイヤル・ミューズ(古式ゆかしい馬車などの展示)

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セント・ジェームズ・パークを散策

バッキンガム宮殿前でしばらく建物を眺めたり写真撮影を済ませた後、地図を開いて次の目的地であるナショナルギャラリーまでの行き方を考えました。

Nギャラリー

ナショナルギャラリーは、バッキンガムと同じくウェストミンスター地区内に所在する美術館。トラファルガー広場に面して建っています。

当初、この美術館まで地下鉄でいこうかとも思ったのですが、わざわざ地下鉄の駅に歩いて戻るのならば、セント・ジェームズ・パークを通過して歩いて行った方が楽しそうだったので早速公園に向かうことにしました。

金ピカの像が眩しいヴィクトリア女王記念碑を越えて、イギリスの様々な祭典や儀式の際に使われる有名な通り「ザ・マル」の方角に歩いていくと公園の入り口はすぐそこです。

倫敦の公園1

セント・ジェームズ・パーク(St James's Park)は、ザ・マルに面しています。ハイドパーク等の他のロンドンの国立公園に比べるとそんなに広くはないものの、左右に細長く伸びた大きな池が静かに水をたたえる、豊かな木々と沢山のリスや水鳥を見ることが出来る市民の憩いの場です。

冬場だったので花はほとんど咲いていませんでしたが、それでも芝の緑が豊かで目にも心にも優しく、とてもきれいでした。

リスに遭遇するかもと少し期待しましたが、逢えずじまいでした。あまりにもの寒さに「住み家」に引っ込んでいたのかもしれません(彼らの生態はよく知りませんが)。

都会の喧騒を忘れる癒しの空間でした

花もなく木から葉っぱがほとんど落ちてしまった冬の公園って、少し物悲しい風景かもしれません。でも、凛とした空気感があって私は好きですね。

沢山の木々に囲まれて空気が澄んでいていました。木の向こう側から街の建物がのぞいていないと、自分がロンドンという大都会の真ん中にいることを忘れてしまいそうな、ゆったりとした空気が流れていましたよ。

売店などもあったので、天気が良ければ芝の上で休憩したりピクニックしたりすると楽しいだろうとは思いましたが、なにせとっても寒かったので、やや速足で散策するだけになってしまったのは少し残念です。

それでもカルガモらしき水鳥の沢山いる大きな池の橋を渡る途中では、思わず足を止めました。

倫敦の公園2

遠くにロンドン・アイ(世界有数のスケールを誇る大きな観覧車。楕円型のカゴには25名程度乗れるそうです。)の姿も見える中、水鳥たちの姿をぼーっと眺めていると物凄いくラックスできました。

大きな緑の多い公園のしかも水の周りって、ものすごい癒しの効果がある気がします。この公園の近くに住んで毎日散歩できたら、心と体が超健康になるんじゃないかなと思いました。

セント・ジェームズ・パークの散策は20分くらいだったと思いますが、公園から外に出た時はなんとなく頭と体が軽くなったような清々しい気分になっていましたよ。

項目 概要
最寄駅

Green Park駅

利用時間

5時~24時

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By Ansun (Updated by Asatsuki)

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