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ダブリンは素朴で温かみのある街でした

ダブリンは、アイルランドの首都。どこか田舎っぽくて素朴な雰囲気や、フレンドリーな人たちが魅力で、しばらく滞在していた私も、居心地の良いこの街が大好きになりました。

リフィー川がゆったりと流れるダブリンの中心部をのんびり散策してみましょう。

ダブリン滞在の思い出

アンさん

私は、しばらくの間、アイルランドの首都ダブリンに滞在していた経験があります。

季節は夏から初秋にかけての頃。その年の夏は例年よりもっさらに冷夏だったらしく、たとえば、まだ9月になったばかりにもかかわらず、外出時には厚手のコートにブーツという服装が多かったです。そう、結構寒かったんです。

ですので、毎年9月にあるリフィー川での水泳大会で、選手の皆さんが寒さをものともせずに泳ぐ姿を見た時には、正直驚きました。

ダブリン市街

夏でも半袖がいらないどころか、夕方になるとコートがいるくらい寒い気候。

その上、ほぼ毎日雨が振るので、ドローンと鬱蒼とした気分になっても良さそうなんですが、それに反して、街の雰囲気はいつも明るくて楽しそう。

雨がよく降るからでしょうか、とても緑が豊かで、街の中にある公園はもちろん、ちょっと郊外に出た田舎にある草木の色がとても生き生きしていました。

ラブリーな現地の人たち!

あさつき

アイルランドは、親しみやすい温かみのある国民性だと聞きますが?

アンさん

そうですね、ダブリンの人たちも、フレンドリーでした。

個人的には、道や駅等で、親しげに話しかけられることも少なくありませんでした。

「外部から来た人たち」に対して、あまり抵抗感が無いみたい。もしくは、警戒心よりも好奇心が勝ってしまうのかもしれません。

それと、自分たちの国に対する「誇り」を持っているのだなと、感じる機会が多かったです。

「このまちは好き?」と聞かれて「好き」と答えると、本当に心から嬉しそうな表情になるダブリンの人たちは、とってもラブリーでしたよ!

わかるようでわかりにくい英語?

あさつき

アイルランドは、英語の語学留学の地としても知られていますね。

アンさん

私も、ダブリンでは語学学校に通っていたんですよ。

現地の英語は、基本的には「イギリス英語」と言えるかと思います。文法の授業ではイギリスの教材を使っていました。

街の看板などをみる限り、綴りも単語もイギリスと同じでした。
(たとえば、colour, theatre)

ただ現地の人たちは、なまりが強くて、しかも話すスピードが早いんです。
なので、聞き取るのが本当に大変でした。

テレビを見ていると、まずまず聞き取れて理解できるんです。
ところが、街に出ると、向こうの人たちが喋る英語がよくわからない。

耳の「慣れ」の問題もあるのでしょうが、なんだか不思議な状況でした。

比較すると、ロンドンに行った時の方が、現地の人の会話がよく聞き取れましたよ。

以上は、あくまで個人的な感想です。ご参考までに!

ストリート

街の中心部を散策してみましょう

物価が高くて、バスでは切符を買う時にお釣りも出なければ案内表示もアナウンスもないという不便さ。

それでもダブリンは、私にとってはとても居心地のいい街でした。

では、当地滞在時に私が好んだ、街の中心部の散策ポイントを5箇所、ご紹介したいと思います。

散策ポイント①オコンネル通りとスパイヤー

この街のメインストリートと言えば、オコンネル通りです。

通りの名称は、アイルランドの歴史上とても重要な政治家ダニエル・オコンネルに由来していまして、通りには彼の銅像が建てられています。

スパイア1
スパイア2

ところで、この通りで一番目を引くのは「オコンネル氏の銅像」ではなく、スパイヤー(スパイア/Spire)と呼ばれる、高さ120mもある鉄柱のモニュメントだったりします。

21世紀に入ってから建てられた、シルバーメタリックのいでたちのスパイヤー、遠くからは「あれ?爪楊枝?」と表現したくなるほど細く見えるのですが、近寄ってみると、まあまあの胴回りをしています。

超高層ビルが周囲に無いので遠くからでもよく目立ちます。待ち合わせポイントによく使われていて、常に周りに人が集まっています。

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散策ポイント②グラフトン通り

一番活気のあるおしゃれな通りです。

ブティックが並びストリートパフォーマーが音楽を奏でる雰囲気は、まさにアイルランドらしさを凝縮しているように感じました。

ショッピングに興じるのも良し、のんびり散歩するのも良しの、わたくし的にはダブリンの街で一押しのスポットですよ。

ストリート演奏

散策ポイント③セイント・ステファンズ公園

グラフトン通りの終わりにある公園で、街の中心部にありながらとても広くて緑が豊かな場所です。

現地の人たちにとても愛されているこの公園は、晴れている時には、芝生の上でのんびり日光浴を楽しむ人の姿をたくさん見ることができます。

ダブリンのレストランは値段が高い上にあんまり美味しくなかったので(イギリスと同じで、食文化は微妙だったりします)、私は、スーパーマーケットでサンドイッチと飲み物を買っては、頻繁にこの公園でランチをしていました。

散策ポイント④トリニティ・カレッジ

ヨーロッパでも有数の歴史を誇る大学、トリニティ・カレッジ。
世界で最も美しい本とされるケルズの書があることでも有名です。

t-カレッジ1
t-カレッジ2

大学の校舎は、威厳があって見ごたえがあります。また、一般の観光客がキャンパスに入って、大学構内や図書館を自由に見学できるというのも凄いなと思います。

散策ポイント⑤クライストチャーチ大聖堂と聖パトリック大聖堂

ダブリンで屈指の大きさを誇るこの2つの大聖堂は、お互いに近接して所在しています。

大聖堂cc
クライストチャーチ大聖堂
大聖堂sp1
聖パトリック大聖堂の外観
大聖堂sp2
聖パトリック大聖堂の内部

ヨーロッパの「大聖堂」というと、大きくて豪華絢爛なイメージがあるのですが、この2つの大聖堂は、他のカトリックの国でいうと「教会くらいの大きさ」で、造りも簡素です。

でもそんな素朴なところが親しみを抱かせてくれました。とってもダブリンらしくて好きでした。

聖パトリック教会は、その昔、この地の人たちがケルトからカトリックに改宗する時に使ったという井戸の石板が残っています。

アイルランドとダブリンについて

アイルランドの地は、5世紀半ばにキリスト教に改宗して以来、その思想と文化の影響下に置かれ、時には民族的・宗教的な対立や葛藤に翻弄されてきた、複雑な歴史的経緯があります。

ダブリンの川

ダブリン(Dublin)は、人口100万人強を擁するアイルランド共和国で最大の都市にして、同国のあらゆる面(政治、経済、文化)における中枢を担う首都です。なだらかな地形の街の中心部には、リフィー川という大きな川が穏やかに流れています。

街は、ケルトの影響から他のキリスト教国とは異なった特徴が見られ、素朴でのんびりとした雰囲気が漂っていました。

街の標識は英語とアイルランド語の2つの言語で表示されており、またケルト由来の名前を持つ人が多くいるなど、古来よりの独自の文化であるケルト文化をとても大切にしている事がうかがわれます。

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By Ansun (Updated by Asatsuki)

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