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豪華客船 飛鳥2

飛鳥2で、いつか世界一周のクルーズを楽しんでみたいです。

この豪華客船の船旅には、様々なスケージュールが組まれており、クリスマス企画や旅行会社などのチャーターもあります。

飛鳥Ⅱについて

客船による船の旅と言えば、個人的には、中学生の頃に大阪港から九州へ向けて乗船した「さんふらわあ」が印象的なのですが、このフェリーは、どちらかと言うと庶民的な客船ですよね。

あさつき

いつか、ハイグレードな豪華客船に乗って優雅な旅を楽しみたい、叶うなら世界一周もしてみたい、などと考えますと、やはり、真っ先に思い浮かぶのは、「この客船」です。

船の後方

白磁器のような真っ白な船体で、幾層にも積み上げられた豪壮なデッキ群は、さながら洋上の白亜のホテルの様相を呈しています。

船首がシャープで軽快なイメージ。それが、郵船クルーズ株式会社が所有する国内最大級の豪華客船、飛鳥2です。

クリスタルハーモニー号を改装して誕生しました

そもそも、初代「飛鳥」(28,856トン)が航行していたのですが、さらに多くのゲストを収容し上質なサービスを提供する目的で、日本郵船グループ内のクリスタルクルーズ社の「クリスタルハーモニー号」(1990年就航)を改装して二代目が誕生し、初代の業務を引き継ぎました。

飛鳥2は、2006年2月26日に就航(横浜港が母港です)。式典には横浜市長さんが参列し、岸恵子さんが「飛鳥Ⅱ」の命名を行いました。

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スペック

主要スペックは、全長241m、全幅29.6m、喫水7.8m、そして重量が50,142トン。

最高21ノットで航行し、客室数は436もあります。

ゲスト(乗客数)の定員872名に対して、働いている方たち(乗組員数)が470名あまりもいるそうです。安全航海とハイグレードなサービスを提供するには、このくらいの人数は必要なのでしょうね。

乗組員さんは多国籍チームとなっていて、日本籍の方の他、アジア圏を中心に、多数の外国籍の方が勤務しているのだそうです。

※ちなみに世界最大の豪華客船は、アメリカのオアシス・オブ・ザ・シーズ(Oasis of the Seas)やアルーア・オブ・ザ・シーズ(Allure of the Seas)で、全長361-362m、重量225,282t、水面よりの高さ72m、ゲスト定員数5,400~6,300名、乗組員数2,160名です。

青空と海と客船

船舶の仕様や施設

飛鳥2の仕様についてですが、まず、豪華客船にふさわしい、2層建ての構造になっています。

1~4デッキがエンジン機関部や倉庫、乗組員室等で、5~12デッキが、乗客がクルーズを楽しむスペースとなります。では、個人的に気になった施設について記してみたいと思います。

船の側面
5層:メインデッキ

ダイニングルームやピアノバーがあります。

6層:プラザデッキ

ギャラクシーラウンジ、シアター、スポーツエリアがあります。そして洋服・雑貨・宝飾品他、多彩なショッピングが楽しめます。ライブラリーでは蔵書があり読書が出来ます。

7~10層:客室デッキ

それぞれ、フロムナード(7)、ホライゾン(8)、シーブリーズ(9)、アスカ(10)と名称が付いています。上階のデッキにいくほど、豪華な部屋が多いです。

11層:リドデッキ

ビスタラウンジはデッキの一番先頭にあり、270度の視界で海を臨むことが出来ます。コンピュータラウンジでは、インターネット使用が可能。豪華客船の定番のプール(シーホースプール)は屋外にあります。カフェやレストランが幾つかあります。それからお寿司屋さんもあります。

12層:スカイデッキ

フィットネスセンターやグランスパ(大浴場)、サロン&スパ(エステ)があります。ウィンブルドンコートでテニスも出来ます。洋上で潮風に吹かれるのもいいですよね。

紅海を航行中の飛鳥2。プロムナードデッキ(7デッキ)を、
船首から徒歩で1周する模様を撮影した、ある意味貴重なドキュメントです。
てくてく歩いたタイムは、およそ5分15秒前後。長~いです。

客室について

キャビンは、一般のシティホテル以上の装飾・装備がなされています。さすが豪華客船!です。

全室バス・トイレ・ウォークインクローゼット付属&オーシャンビューですね。そして、ベッドが船の進行方向に向かって設置されています。

客室は大きく分けると6つのタイプがあります。たとえば最もハイグレードなSロイヤルスイートは88㎡もあります。上から数えて3つ目のグレードまでがスイートです。バルコニー付きの客室の比率は、約54%との事ですが、F/J/Kステート(18.4㎡)には付属していません。

全室には、テレビ、DVDプレーヤー、冷蔵庫、ドライヤー、各種アメニティ・グッズが装備されています。

なお船内一部ラウンジ等では、Wi-Fiサービスを提供しています。また飛鳥2の外部に電話も掛けられます。

船長などのスタッフ

飛鳥2の総責任者はキャプテンと呼ばれています。つまり船長さんですね。現在は、2代目の方と4代目方のおふたりの船長さんが担っておられるようで、交替で航海に出られているようです。(2010年~)

ちなみに副船長はスタッフ・キャプテン、機関長はチーフ・エンジニア、総料理長はエグゼクティブ・シェフと呼ばれています。

ホテル・マネージャー、クルーズ・ディレクター、キャビン・スチュワーデス他、様々なスタッフさんが勤務しています。もちろんお医者さん(ドクター)もいて、何かあった時には診療してもらえます。

客船の上部

「Ⅲ」就航がアナウンスされましたが・・・

客船の寿命は、その船の状態や設備内容によっても異なってくると思うのですが、おおよそ20年~30年と考える場合が多いようです。

飛鳥Ⅱは、クリスタルハーモニー号の時代から数えると、既に建造(就航)25年以上が経過しています。「寿命」は言い過ぎだとしても、お役御免に十分値する「勤続年数」と言えるでしょう。

日本郵船によると、飛鳥Ⅱの後継船(Ⅲ)についての新造船計画はあり、当初は2020年の就航を目指していたようですが、色々と事情があるようでして先送りがなされました。そして、ここでとん挫するかと思われたところ、2019年5月より「新造船検討プロジェクトチーム」が立ち上げられ、計画の本格的な検討が始まっているそうです。

造船開始の時期や就航次期の目安は明らかにされていませんが、なんせ大事業ですので長い目で楽しみにしていたいものです。

なお飛鳥Ⅱは、リニューアル工事等を行いながら、2030年頃までは継続して運航をするのだそうです。

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趣向を凝らしたクルーズ

飛鳥2のツアーについては、「1泊」「複数宿泊」「国内・海外ツアー」など、多彩なコース・スケジュールが用意されています。1泊クルーズなら、ひとり5万円位からありますね。どのクルーズも何かテーマが設定されています。たとえばクリスマス期間中は「スペシャルクリスマス」と題したロマンティックな企画があります。年末年始には、ニューイヤークルーズも就航します。また、一流ミュージシャンのステージをメインイベントにした企画もあります。

乗船港(発港)は、横浜、神戸、名古屋、函館などですが、
やはり母港である横浜が比較的多いようです。

では、近年のクルーズ・スケジュールから幾つかご紹介しましょう。

国内ツアー

瀬戸内海・四国一周(神戸発3日間)、山陰・境港(博多発3日間)、世界遺産・小笠原諸島(名古屋発6日間)、紀州・伊勢(横浜発4日間)などなど。なお、小笠原クルーズでは船内でKONISHIKIさんのライブを開催。

圧巻なのが、秋の南西諸島・台湾(横浜発13日間)。沖縄南西諸島の美しい島々を巡り、さらに台湾まで足を伸ばすクルーズです。そして、さらに凄いのが日本一周クルーズ。日本各地の世界遺産を探訪し、南西諸島やロシアのカムチャッカまで船を進めます。

それから、飛鳥Ⅱは様々な音楽との「コラボレーション」を積極的に行っており、上記期間においては、ジャズピアニスト・小曽根真さん、ウィーン三重奏団、グレンミラーオーケストラといったアーティストのコンサートをメインに据えたクルーズ企画があります。

海外ロングツアー

たとえば南極・南米ワールドクルーズは、100日間に渡っての南半球を巡る豪華なロングツアーです。横浜~ホノルル~アカプルコと太平洋を横切り、南アメリカ大陸や南極などに足を伸ばします。リオのカーニバル、イースター島、チリ氷河、そして南極のペンギンなども観光する事が出来ます。

世界一周クルーズ

(たとえば、さる2012年には、次の2つのツアースケジュールを実施。)

横浜発着:2012年4月2日~2012年7月7日(97日間)
神戸発着:2012年4月3日~2012年7月8日(97日間)

赤道・アフリカ喜望峰経由で、パナマ運河を通過し南北アメリカ大陸からアラスカにかけてを巡る船旅です。

シンガポール、プーケット~コーチン~ケープタウン~ブエノスアイレス・リオデジャネイロ~パナマ運河~アカプルコ~サンフランシスコ・バンクーバー~スワード

豪華客船で世界一周、憧れます!
(ちなみに料金は、早期申込みの場合で、380~2200万円となっています。)

なお、飛鳥2はチャーターする事が可能です。そこで、赤い風船などの旅行会社が、チャーター・クルーズを企画する事があります。

飛鳥Ⅱツアーの予約・申込みについて

下記の旅行社は、国内、海外クルーズを案内しています。

ベストワンクルーズ

クルーズ専門の旅行会社。国内外の多彩な船旅を取扱っています。新造船の情報も豊富です。

赤い風船(日本旅行)

赤い風船(日本旅行)へアクセス後、トップページ下部
「旅のスタイルいろいろ(憧れの旅を、現実に。クルーズツアー)」へお進み下さい。
なお、「にっぽん丸」や海外の客船についても取り扱っています。

船上生活豆情報

船旅の最大の楽しみは食事だとよく言われますが…

和・洋・フレンチ・中華などバリエーションに富んだ料理が提供されています。とりわけ夕食については、毎夜異なったメニューとのこと。夜食に麺類やフルーツも提供されています。

船内での支払いはサインでOK

飛鳥船内で有料サービスを利用した場合の会計は、すべてサインで。実際の支払いは、旅の終わりに現金もしくはクレジットカードで精算を行います。

なおチップは一切必要ありません。

服装は3バージョンで

ドレスコードが設けられており、シチュエーションに合わせて、カジュアル(普段着)、インフォーマル(スーツ、ドレス)、フォーマル(タキシード、イブニング&カクテルドレス)の3種にて対応する事となります。女性は着物でもOKのようです。

カジュアルの場合、基本的にジーンズは好ましくないようです。また、Tシャツ・短パンの類はNGとされています。

携帯電話やネットの利用

航行中にケータイやスマホの利用が出来ないエリア(海域)が出現する可能性があります。

ネットについては、Wi-Fiやウェブ閲覧等の有料サービスが提供されています。

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By Asatsuki (Updated )

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