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大歩危 遊覧船

大歩危の遊覧船で吉野川の清流や緑、紅葉を満喫。

四国の徳島県に所在する秘境である大歩危や小歩危、祖谷の温泉ほか、観光に関するお話です。

大歩危(おおぼけ)

私たちの国は、おおむね「山国」ですので、どこに住んでいても、視界の中に山を見る機会が多いです。緑に触れる機会も案外と少なくはないと思います。しかし、たとえば急流が流れる渓谷や峡谷となると、私のように都市郊外部の、ある意味「中途半端な自然」の中で生活している者にとっては、そうそう体感出来ません。

あさつき

自然が作り出したアドベンチャーエリア「渓谷・峡谷」。いいな。憧れの景観です。

国内には、素晴らしいロケーションの渓谷や峡谷が数多くありますよね。遊覧船に乗ったり、釣りをしたりして、川の流れを楽しみ、奇怪な岩の造形物を鑑賞する。山間の四季の織りなす絵巻物を堪能できます。

春には新緑を、そして秋には紅葉、冬には雪化粧を。宿泊しご当地の名物料理に舌鼓を打ち、急流の音を子守唄にして眠りにつく。温泉に入り日頃の疲れを癒す・・・・体感してみたい峡谷は色々とあるのですが、そのうちのひとつが、四国徳島県の大歩危峡です。

大歩危

大歩危(読み方は、おおぼけ)は、地図を見るとよく分かりますが、ちょうど四国のまんなかあたり、徳島県三好市山城町に所在しています。近くには小歩危や祖谷峡があり、「大歩危・小歩危」といった具合にひっくるめて表記される場合も多いようです。

「ぼけ」とは古語で「がけ(崖)」を表わしているのだとか。またこの周辺(祖谷)は、平家の落武者が逃れ住み着いた・・・・との言い伝えがあります。

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遊覧船で峡谷を巡る

大歩危の渓谷の急流は、国内屈指の清流である吉野川です。もう私の自宅の近所の川とは比べようも無いくらい、エメラルドグリーンに輝いています。 そして、自然や急流を楽しむ方法として、遊覧船での舟下りがあります。

観光船では、船頭さんがガイドをしてくれます。

運航されている遊覧船について

大歩危峡の遊覧船は、「レストラン大歩危峡まんなか」でも知られる、 大歩危峡観光遊船(有)さんが運行しています。「レストラン大歩危峡まんなか」は、崖地に建つコンクリート造りの大きな年季の入った建物なのですが、 こちらが乗船場となっています。

まんなか

遊覧船へは1名から乗船出来ます。年中無休との事ですので、いつ行っても乗れる訳ですが、天候や川の状態によっては欠航する場合もあるのだそうです。

往復4kmほどの距離を、30分ほどかけて運行しています。
計5隻の舟が運航されています。(39名乗り×4、25名乗り×1)

運行の時刻については「随時」なのだそうです。舟の用意が出来次第、お客さんの数を見計らって、と言う事でしょうね。

こちらの遊覧船は、スマートなかたちをしています。水中が見える仕掛けがある舟もあるそうなので楽しみです。真冬には「こたつ舟」も登場するそうですので、冬の季節に川下りするのも面白そうです。

項目 概要
営業時間 午前9時から午後の5時まで/年中無休
料金 中学生以上¥1,080/小学生まで¥540/2歳以下の子供は無料。15名以上なら団体割引もあるとの事。

吉野の清流と四季の自然を体感する

大歩危の遊覧船での川下り観光と言えば、まずは吉野川のスリルある清流ですよね。それから川の流れによって、長い時間をかけて侵食されて形成された砂質片岩の造型を見て、自然の神秘を感じる事が出来そうです。

山の植物の四季の移ろいも見ものです。

春には桜や新緑。5月ごろには鯉のぼりの川渡しがあって、吉野川にたなびく鯉のぼりの群れが美しいそうです。

夏の萌える緑も心地良いでしょうし、秋の紅葉は有名です。秘境の紅葉を見るのも格別でしょう。

また、冬のワビサビのある景色も、こたつ舟で観るのは趣きがあるのではないかと期待しています。小雪がちらつけば、尚雰囲気がありそうです。

周辺の観光や宿泊

このエリアに関する見どころや宿泊などについて、幾つか見てみたいと思います。

祖谷のかずら橋

シラクチカズラという植物を編んで作られており、日本三大奇橋のひとつに数えられているそうです。

長さ45mで幅は2m。水面上14mに架かっています。風が吹くと揺れたり、網目から下が見えたりするようですので、ちょっとスリルがありそうですね。

ちなみに祖谷のかずら橋は、天然素材と言う事もあって、3年毎に架け替えるとの事です。

かずら橋

道の駅・ラピス大歩危

ラピスは、世界の石のを集めた「石の博物館」なのだそうです。道の駅としての機能もあり、お土産販売や喫茶があります。

ちなみに、徳島のご当地は、妖怪の児啼爺(子泣き爺)発祥の地だそうで、妖怪にまつわる展示もされているようです。

宿泊で温泉を楽しむ

「大歩危温泉 サンリバー大歩危」には露天風呂や展望大浴場があります。夜空を見上げると素晴らしいそうです。

「峡谷の湯宿 ホテル大歩危峡まんなか」には、露天風呂や岩盤浴があります。

また祖谷温泉の「秘境の湯」「祖谷温泉」「かずら橋」といったホテルで露天風呂温泉が入浴出来るようです。

なお泉質はアルカリ性単純温泉。源泉温度は低いので加温されています。

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By Asatsuki (Updated )

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