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城崎温泉 外湯めぐり

兵庫県豊岡市に所在する城崎温泉は、日帰りや立ち寄りでも楽しめますが、風情や情緒を満喫するのならば、旅館に宿泊して七つの外湯めぐりなどを楽しみながら、ゆったりと過ごしたいです。

冬のカニが名高いですが、その他の海鮮類、但馬牛、山菜など、大いに舌鼓が打てそうです。また、温泉周辺の観光についても色々と興味を感じます。

外湯と浴衣は城崎観光の定番です

城崎温泉は、かれこれ1300~1400年余の歴史があります。

情緒たっぷりの温泉街が魅力とされていますが、古来より繁栄の中心となっていたのが外湯(公衆浴場)だったそうです。

そして現在、街を横断する大谿川(おおたにがわ)に沿って7箇所の公衆浴場が点在しており、外湯めぐりは、城崎観光の定番中の定番となっています。

趣のある旅館に泊まって、浴衣姿で下駄をカランと鳴らしながら、はしご湯を楽しんでみたいものです。そうそう。全部のお風呂に入浴するのなら、長湯には要注意でしょうね、のぼせてしまうので(笑)。

城崎の街

ちなみに、城崎温泉で今一番賑わいのトレンドエリアは「木屋町小路」でしょう。

外湯「御所の湯」の近くにあるのですが、但馬牛やスイーツが味わえるお店、カフェ、豊岡かばんのお店など、色々な楽しみ方が出来ます。また、城崎にはスマートボールや射的で遊べる遊技場があるそう。昔懐かしい湯のまちの風情が今も残っているのですね。

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城崎は浴衣の似合うまちと言われています

いつもの洋服から浴衣に着替えて、柳並木の道をのんびりと歩いてみませんか。

浴衣を着た後姿の女性2人の画像

多くの旅館では、屋号が入った浴衣やを提供しています。またカワイイ洒落たデザインのゆかたをレンタルしている場合もあります。着付けも教えてもらえるみたいですね。

外湯めぐりや散策中に、着くずれた時も大丈夫。町内の約30軒には「ゆかたご意見番」の看板があって、「ゆかた辞典」がもらえたり、アドバイスや手直しをしてもらえるそうです。

七つの外湯めぐり

城崎温泉の七つの外湯めぐりの温泉は、JR城崎駅前の「さと湯」から、
川をさかのぼってロープウエイ乗り場付近の「鴻の湯」までの7箇所となります。

ちなみに、かの与謝野鉄幹さんは、このように詠んだそうです。

手ぬぐいを 下げて外湯に 行く朝の
旅の心を 駒げたの音

浴場について

それぞれの外湯の概要は次の通りです。

さとの湯

JR駅前に所在する「駅舎温泉さとの湯」。2000年オープンとの事。 かなり大規模で、和風と洋風の風呂は男女入替制。展望露天風呂、ジェットバス、サウナも完備。

(料金)大人800/小人400
(営業)13~21:00
(定休)月曜

地蔵湯

外観は洋風旅館とした印象ですが、和風とうろうをイメージしているそうです。 そして六角形の窓は玄武洞をイメージ。貸切風呂有りとの事。名称はこの地あたりから地蔵尊が出たとの伝承に由来。

(料金)大人700/小人350
(営業)07~23:00
(定休)金曜

柳 湯

素朴な和風木造平屋建て。情緒たっぷり。当地で最も小さな外湯です。名称は柳の木の下から湯が湧出した事に由来するそう。

(料金)大人700/小人350
(営業)15~23:00
(定休)木曜

一の湯

堂々とした外観。温泉街のちょうど真ん中あたりにあり、城崎温泉のシンボル的な存在。普通の内風呂の他に家族風呂もあるそうですが、一の湯では洞窟風呂(人口ですが)が有名。江戸中期の後藤良山という高名な漢方医が「天下一」と評した事に由来。「海内第一泉」の碑が建っています。

(料金)大人700/小人350
(営業)07~23:00
(定休)水曜

御所の湯

2005年オープン。桧風呂、岩風呂、ガラス屋根の天空風呂、滝が流れ落ちる露天風呂、ミストサウナ等々、盛りだくさん。名称は、南北朝時代に後堀河天皇の御姉安嘉門院が城崎で湯浴みされた説話に由来。御所っぽい外観の建物です。

(料金)大人700/小人350
(営業)07~23:00
(定休)第1・3 木曜

まんだら湯

御堂を模した外観。露天に直径1.3mのヒノキの桶風呂があります。石垣から滝が流れているとか。この地にある温泉寺の開祖である道智上人が、曼陀羅一千日祈願を行なった際に湧出したとの伝承が。

(料金)大人700/小人350
(営業)15~23:00
(定休)水曜

鴻の湯

川を中心とする温泉街から奥まった場所にあります。露天風呂があるそうです。舒明天皇の御代(1400年前)に発見されたとの言い伝えがある、この地で一番古い外湯との事です。

(料金)大人700/小人350
(営業)07~23:00
(定休)火曜

*当サイト調べ。時間・料金等は変更されることがあります。

足湯について

城崎温泉には、すくなくとも5箇所の足湯があります。

元湯の足湯

薬師公園ポケットパークには、泉源(元湯)と足湯があります。

城崎文芸館

麦わら細工の観覧や体験、志賀直哉をはじめとする文人・墨客の作品展示がなされており、足湯もあります。

その他

3箇所の外湯(さとの湯、柳湯、一の湯)にあります。

温泉基礎データ

項目名 概要
泉 質 「ナトリウム・カルシウム-塩化物高温泉」との事。湧出温度が高く、基本的には加水調整された循環方式のようです。
外湯浴場入浴券 旅館を利用する場合、旅館から無料入浴券を配布してもらえます。つまり宿泊の際には、七つの外湯めぐりを無料で楽しめます。(一部旅館を除く)
タオルをご用意 石けんやシャンプーは、各浴場に備え付けてあります。日帰り・立ち寄り湯の場合は、タオルを用意しましょう。
一番札をゲット! その日の一番最初に入浴すると、記念に「一番札」をもらえます。各外湯ごと、男湯・女湯ごとに贈呈。一番風呂にチャレンジしてみます?
ゆかたとかに王国パスポート 多数の旅館・店舗の協賛店で割引や粗品進呈等、お得なサービスを受ける事が出来ます。各旅館、城崎文芸館、飲食店など各所にて購入可能。一冊200円。有効期限は一年間です。

旅館への宿泊について

大手の旅行情報サイト等によると、例えば次の旅館が人気・ランキング上位です。

大西屋水翔苑 天望苑 西村屋 ときわ別館 東山荘 富士見屋 小林屋 深山楽亭 権左衛門 泉都 湯楽 ゆとうや旅館 城崎荘 川口屋 城崎リバーサイドホテル 月本屋旅館 三木屋 古まん 月のしずく 大江戸温泉物語   (順不同)

もちろん、城崎温泉には100余りの宿泊施設があるので、上記以外にも素敵なお宿は沢山あります。

余談ではありますが・・・・印象的に感じた事があります。
それは、ロマンチックで装飾的な文言を宿名に加えている旅館が多い、という事です。

「志賀直哉ゆかりの宿 三木屋」
「きのさき 夢こやど 天望苑」
「喧騒の隠れ家 月のしずく」
「花香る静寂の宿、湯楽」

・・・・といったように。

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グルメと観光

カニ・蟹・かに~!!

城崎温泉の、外湯と並ぶ名物と言えばグルメの蟹でしょう。

年間通じて味わう事が出来ますが、やはり冬の醍醐味・松葉ガニに尽きるでしょうね。

旅館で鍋料理を頂くのも良し、街の料理屋さんで季節限定メニューやお寿司を頬張るのも良し。

城崎マリンワールド

体験型の水族館です。イルカショーやペンギンのお散歩が人気。たとえば、釣堀でフィッシングに挑戦出来るのですが、釣ったアジは、その場でさばいてもらって、天ぷらにして食べる事が出来るそうです。

場所:城崎から車で約5分くらい。
営業:09~17:00・年中無休
入園料:大人¥2,310/小人1,150/幼児570

城崎泉隊 オンセンジャー

2007年に誕生したご当地ヒーローです。
各種イベントに登場。
特に夏休み期間中には大活躍!

夏の風物詩 花火

昼間に海水浴やジオパークで遊んで、思いっきりかいた汗を、城崎温泉の外湯めぐりを楽しみつつ洗い流して疲れを癒す。そして、情緒たっぷりの温泉街をそぞろ歩きしながら、からだの火照りを覚ます。いい感じです。

夏休み期間は「夢花火」と題して、毎晩のように花火が打ち上げられます。錦水近くの大谿川沿いあたりから見物すると、良く見えるそうです。

温泉寺&城崎町美術館

温泉寺は、城崎温泉の開祖とされる道智上人が開いた古刹で、本堂は国の重要文化財に指定されています。境内には、仏像や町の文化財を展示した美術館が併設されています。

営業:09~16:30
美術館観観覧料:300円/定休:毎月第2・第4木曜日

ロープウェイ

温泉寺・薬師堂の近隣に乗り場があります。大師山を昇っていくのですが、中腹にも駅があります。温泉街全景や日本海(山陰海岸国立公園)を一望出来ます。山頂駅展望台の標高は231m。

全長:676m、片道所要時間は約7分
山頂迄の往復料金:大人¥900/小人¥450
営業:09~17:10/定休:毎月第2・第4木曜日

城崎でキャンプしました

あさつき

サイト管理人は、数年前、友人と城崎方面へドライブ旅行をしました。そして当地に一泊しました。それにもかかわらず、外湯めぐりはおろか、お湯には全く触れていません。足湯すら入っていません。それからカニも食べていません。

いったい何が目的で城崎まで行ったのか、不思議がられそうですが、この時はテントを張ってキャンプをしていたのです。当地の浜辺にはキャンプ場があるんですよね。

晩春の頃でしたが、私たちの他には殆ど利用者が居なくて、静かで穏やかで心地良かったです。ちなみに夜は浜辺でバーベキューをして盛り上がりました。

そして次の日は朝早くから、日本海沿いの景観を観光しがてら餘部鉄橋に行ったり、出石でそばを食べたりしました。

その当時の旬の話題だった卵かけご飯の美味しいお店にも行きましたね。田舎ののどかな山間にある養鶏場直営のお店でしたが、いやはや大盛況で2時間待ちには驚きました。そのお店は、卵食べ放題で私は10個頂きました。大満足でした。

なんだか食べてばかりですね~~笑。

まあそんな感じで、とても楽しい旅行だったのですが、今後、城崎温泉へ行く機会があるのならば、シブイ造りの純和風旅館に泊まって、ぶらり温泉街を散策しながら、七つの外湯めぐりにトライしてみたいです。

もし冬ならば松葉ガニをたっぷりと食したいです。焼きガニと、鍋をした後の〆のカニ雑炊が楽しみです。あ、また食べる話。 (ノ´∀`*) 

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*本ページの概要・情報は変更される事があります。

By Asatsuki (Updated )

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