topメイン画像

寝台特急 トワイライトエクスプレス

トワイライトエクスプレスは、かつて大阪から札幌までを結ぶJR西日本の優雅な寝台特急でした。

豪華な客室や車窓からの素晴らしい景色、そして美味しい料理など、魅力がいっぱいの列車、トワイライトEXPを予約して乗ってみたかったです。

トワイライトエクスプレスとは

トワイライトエクスプレス(Twilight Express)は、JR西日本の豪華な寝台特急。「24系」と表記されています。この「24系」とは、国鉄時代に開発された車両で、ブルートレインにも採用されています。ただし、他の寝台車とは一線を画した改造がなされています。1989年に運行を開始。20年以上の歴史がある長距離寝台特急です。

tex

運行終了

2015年(平成27年)3月12日をもって、運行終了となりました。

主な理由は、車両の老朽化との事。新たに現代のニーズや現状の鉄道システムに対応した仕様の車両を開発製造するには、 莫大な費用を要するため開発を断念したのでしょうか。

あさつき

豪華な寝台特急に対するニーズ自体は縮小していないと思われ、本当に残念。

でも、装いも新たに「復活」するそうですよ。

TWILIGHT EXPRESS 瑞風(みずかぜ) デビュー!

トワイライトエクスプレスを継承する豪華寝台列車「TWILIGHT EXPRESS瑞風」の運行が、JR西日本よりアナウンスされました。

主な仕様は、10両編成(客室車6両、食堂車1両、ラウンジカー1両、先頭車(展望スペース付属)2両)。客室は2クラス(定員30名)で、その内の1クラスには、バスルーム付属であるなど世界的に見ても豪華な仕様となっています。

あさつき

気になる乗車料金はロイヤルシングルで27万円。なんとスイートは120万円だとか。

2017年6月17日よりの運行が予定されています。

運行エリアは、関西、山陰・山陽エリア。大阪、京都、下関あたりを始発駅として、1~2泊の列車の旅を提供する予定です。

(2017年2月)

車両が公開されました。画像をを見たところ先代よりも更に深緑のボディー。先頭車両は展望席になっていて、適度に洒落た落ち着いた「面構え」に感じます。

(2016年10月)

ミュージシャンの葉加瀬太郎さんが、トワイライトエクスプレス瑞風のアンバサダーに就任しました。葉加瀬さんは、瑞風をテーマにした音楽の制作も担うとのこと。

スポンサーリンク

かつてのトワイライトエクスプレス

上りの場合、だいたい正午ごろに大阪を出発し、翌日の午前に札幌を到着します。その時間は、約22時間。走行距離は1,495.7kmにもなります。名実共に、日本一長い走行距離の寝台特急が、トワイライトエクスプレスでした。

琵琶湖西を北上し日本海側の地域を走っていきます。青森信号場という地点で牽引車を付け替えて、逆方向に発進し(頭尾が逆になります)、青函トンネルを抜けて北海道へとひた走ります。

路線と停車駅

走行路線

京都線、琵琶湖線、湖西線、北陸線、信越線、羽越線、奥羽線、津軽線、津軽海峡線、江差線、函館線、室蘭線、千歳線

主要停車駅

大阪、新大阪、京都、敦賀、福井、金沢、高岡、富山、直江津、長岡、新津、洞爺、東室蘭、登別、苫小牧、南千歳、札幌

客室について

ロイヤルルームとスイートルームは、シャワールームも付いていました。内装を見てみると上等なシティホテル並みです。優雅な個室でゆったりと過ごすのも良いでしょうね。

ちなみに私ならば、寝台はBコンパートでリーズナブルにしておいて、その代わりに、日頃口にしない(笑)、豪華なフランス料理ディナーの食事を楽しんでみたかったです。

ロイヤルルーム
  • 1・2号車にあります。

  • 寝台料金:
    17,180円(1名。料金9,450円追加で3名まで使用可能です。)

  • 主な設備:
    テレビ、BGM装置、クローク、トイレ、洗面所、シャワールーム、ドライヤー、ルームキー、コンセント

  • 主な備品:
    バスローブ、浴衣、スリッパ、バスタオル、フェイスタオル、クローク、お茶セット、アメニティーグッズ一式。

スイートルーム
  • 1号車1番の展望・ユニットタイプと、2号車3番の方窓・セパレートタイプがあります。

  • 寝台料金:
    50,980円(2名。料金追加で3名まで使用可能です。)

  • 主な設備と備品:
    ロイヤルルームとほぼ同じです。

B個室
  • シングルツイン:
    料金9,170円(1名。料金5,250円追加で2名まで使用可能です。)

  • ツイン:
    料金16,320円(2名)

  • 主な設備:
    BGM装置、ルームキー、コンセント

  • 主な備品:
    浴衣、スリッパ、ハンガー

Bコンパート
  • 2段ベッドで1客室4名使用。

  • 寝台料金:
    6,300円

  • 主な設備:
    BGM装置、 浴衣、スリッパ、ハンガー

車内の施設や備品などについて

寝台特急のトワイライトエクスプレスは、牽引車、食堂車(3号車)、サロンカー(4号車)を含めて10両編成でした。
洗面所や自動販売機、そして、シャワー室(予約制・時間制)も装備されていました。

食堂車「ダイナープレヤデス」

ランチ(ティー)タイムは13~16:00。予約無しで利用可能。

ディナータイムは17:30と19:30の2回に分けて設けられています。要予約。

食事は、フランス料理のディナーの他に、お弁当や日本海会席御膳などがあり、
客室まで届けてもらえます。

パブタイムは21:00~23:00、モーニングタイムは 6:00~9:00(3回)となっています。

サロンカー(展望車)

いつでも自由に利用出来ます。ただし食事は出来ません。

車内販売

オリジナルグッズなどの車内販売が行われています。

ちなみに、原則的には現金支払いになっているようです。

寝台特急の予約の方法

トワイライトEXP運行当時の参考情報です。

鉄道を主な交通手段とした旅行については、乗車券(寝台特急)、宿泊地(旅館・ホテル)の確保など、色々と手配しなければいけません。旅行慣れしている方や、鉄道がお好きな方、時間がたっぷりある方ならば、楽しみながらプランを立てることが出来るかと思います。

しかし、一般の方は、列車の予約は少々面倒に感じるかもしれません。とりわけトワイライトエクスプレスは、運行・運転日が不定期となっているので、注意が必要です。

そこでですが、日本旅行をはじめ旅行会社がツアーを企画していますので、
それを予約利用すると便利で安心、確実はないかと思います。

寝台列車の思い出

幼い頃に、当時母の勤めていた会社の社員旅行に同行した際、帰りの交通は寝台列車でした。
客室は2段ベッドでした。トワイライトエキスプレスにたとえると、Bコンパートにあたりますかね。

あさつき

子供心に列車はどことなく古臭く感じました。
食堂車でカレーライスを食べたような記憶があります。

*本ページの概要・情報は変更される事があります。

スポンサーリンク

関連するページ

*本ページの概要・情報は変更される事があります。

By Asatsuki (Updated )

ページの先頭へ